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オーストラリア語学留学

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太田 菜実子さん Namiko Ota

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オーストラリアでのオーペアまで

私は、地元長崎で保育士として働いていました。しかし、頭の隅には中・高校生のときからの夢である「子どもと英語に関わる仕事がしたい」という漠然とした思いがありました。そこで、自分の可能性に挑戦することを決意し、海外への道を本格的に探しはじめました。その際に最大の壁となったのが、留学資金でした。そんなとき、「オーペア(Au pair)」という制度を知りました。オーペアとは、お給料をもらいながら住み込みでベビーシッターの経験ができるという制度です。「まさにコレだ」と思い、サポート団体のカウンセリングを受け、夢が少しずつ具体化していきました。約1年間の準備を経て、25歳のときにオーストラリアへ渡豪しました。

小学校英語指導者資格の取得

渡航後の約1か月半は、シドニーのシェアハウスで生活しながらJ-Shine(小学校英語指導者資格)取得コースを受講しました。日本でも学べますが、私が通った学校では日本だと1年かかる内容を、約1か月半という短期間で勉強するというものでした。かなりハードなスケジュールでしたが、実践的で必ず子ども英会話教師への仕事に役立つ内容ばかりでした。インターンシップも保育園と小学校で経験でき、学びがいがありました。

ファミリーについて

私がベビーシッターとして働くことになったのは、12歳・8歳・7歳・2歳の子どもがいるオーストラリア在住のアメリカ人の家庭でした。当初は海外での新生活にキラキラとしたイメージを抱いていましたが、私はそのファミリーにとって、初めてオーペアで受け入れたアジア人ということもあり、非常に大変でした。「頼まれたことが理解できない」「理解したつもりが間違っていて、迷惑をかける」「2歳の子どもが懐いてくれない」など、最初の1~2 か月は理想と現実のギャップに毎日落ち込んでいました。しかし、一生懸命やっている中で、ファミリーがその気持ちを理解してくれ、彼らの協力によって仕事内容や住み込みの生活にも少しずつ慣れていきました。

語学学校での勉強

平日の8:30~13:00までは、語学学校で英語を勉強しました。一般英語コースからはじまり、ビジネス英語コースやケンブリッジ資格取得コースにもチャレンジしました。課題は毎晩仕事が終わってから取りかかり、わからない問題があるときには子どもたちに手伝ってもらうことも。学校ではブラジル人やスペイン人、スロベニア人、タイ人、韓国人など、世界各国に友だちができました。

オーペアを経験して

私はオーペアという経験を通して、日本が学ぶべき海外の教育・育児のあり方や、逆に海外が手本にできる日本の教育方法を知ることができたました。また、文化も習慣も違う家庭に“住み込んで”仕事をすることで、すべてにおいて責任感と忍耐力を養うことができ、強い自分へと成長する糧になったと感じています。

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