数多くの日本人が留学しているオーストラリア。なかでも、オーストラリアが強みとしている以下のような分野をカレッジや大学などで学び、将来につなげている留学生が増えています。
観光学・ホスピタリティ
旅行先として絶大な人気を集めているオーストラリア。政府の主導によって観光学の研究開発プロジェクトが立ち上げられるなど、国をあげて観光学・ホスピタリティ分野の教育に力を入れています。講義のほか、専門家を招いての模擬実習、有名ホテルやレストランでの実地研修など、実際の現場で勉強する機会が数多くあります。観光・ホスピタリティ産業は世界各国に市場を持っており、日本においてもこの分野の専門知識とスキルを持った人材へのニーズが高まっています。
【履修できるコースの例】
- 旅行業オペレーション
- 観光マネージメント
- 会議・イベント運営
- 調理師
- ホテル経営
- レストラン経営
ビジネス
経済産業界の最新のニーズに対応したコースと即戦力育成型のプログラムが用意されているオーストラリアは、ビジネス留学をするにも最適な国。また、その地理的・社会的特性から、欧米だけでなくアジア地域のビジネス研究にも力を入れているため、日本人が国際的なビジネス・スキルを習得するには理想的です。専門性の高いコースの中には、ホテル、ファッション、音楽、スポーツをはじめ、ワイン・ビジネスなど、オーストラリアならではのコースも数多く提供されています。
【履修できるコースの例】
- 会計
- 銀行業・金融
- eビジネス
- 人事管理
- 国際貿易
- 経営
環境学
地球温暖化や海洋汚染など、世界が抱えている環境問題について実践的な解決策を研究する「環境学」。オーストラリアは環境の保護意識が高く、1970年代からこの分野を取り上げています。近年では企業に対し、社会的責任という観点から環境問題に取り組むことが求められるようになり、環境コンサルティングなどへの需要が高まっています。また、先住民族との関係を重視しながら行う「自然・文化資源マネージメント」など、オーストラリアならではの環境学も発達しています。
【履修できるコースの例】
- 環境保護と土地管理
- 環境管理
- 環境教育
- 持続可能な開発
- 土地および自然遺産管理
教育学・日本語教育
オーストラリア政府は教育全般に重点を置いており、優れた教員の養成に力を注いでいます。実際の教育現場で長期間にわたって実践的な経験を積めるプログラムが組まれており、幼児教育から成人教育まで、幅広いレベルの教育資格を取得することが可能です。また、親日国であるオーストラリアでは、日本語教育が盛ん。初等・中等教育機関で日本語を教える場合は、教育学と人文学のBachelor Degree取得が条件。大学で日本語を教えるにはMasters Degree以上の学位が必要です。
【履修できるコースの例】
- チャイルド・ケア
- 初等教育
- 中等教育
看護師資格取得
オーストラリアは、世界でも有数の「医療・福祉先進国」として知られています。また、日本と同じ「高齢化社会」という課題を抱えるオーストラリアの高齢者ケア制度・技術は、国際的に高く評価されています。オーストラリアの教育機関では実践的な看護教育を行っており、臨床研修時間数は日本よりも平均25%ほど多い。オーストラリアの看護師は正看護師と准看護師に大別され、正看護師は大学・大学院、准看護師はカレッジのコース修了が必要です。
日本の看護師資格者の扱いについて
日本を含む海外での看護師資格取得者の登録条件が異なるため、Nursing and Midwifery Board of AustraliaやAustralian Nursing and Midwifery Accreditation Councilで最新情報を確認すること。
国際関係学
「国際関係学」は、国際社会における国と国との相互理解を目指す学問です。多文化国家だからこそ、さまざまな価値観を知り、視野を広げる勉強に取り組める点で、この学問を学ぶのにオーストラリアは最適な国といえます。また、オーストラリアの立地がアジア諸国に近いことから、アジア太平洋圏に特化した外交、政治、経済など、さまざまな分野をまたいで学ぶことも可能です。将来、国際機関や外務省、NGO、メディアなど幅広いキャリアを目指す学生から人気の高い分野です。
【履修できるコースの例】
- 国際援助
- 開発学
- 国際政治学
- 東アジア/東南アジア研究
- 平和学
- 国際関係とメディア
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