

パスポートの申請
パスポートは就学許可書を申請するときに必要で、学校への入学申請時にもパスポートのコピーを提出する場合があります。持っていない人は出発6か月前までに取得しましょう。持っている人は、滞在予定期間を含む有効期限が十分に残っているかを確認し、残りの期間が1年未満の場合は、新しいパスポートを取得しましょう。申請から交付までは通常1週間程度(土・日・休日を除く)かかります。
≫ 外務省ウェブサイト

海外旅行保険に加入
留学中に最も避けたいのが、事故や病気などのトラブル。場合によっては、帰国しなければならないことも。また、オーストラリアに限らず海外の病院の治療費や入院費は想像以上に高くなります。学生ビザで留学する場合には、必ず指定の留学生の健康保険OSHC(Overseas Student Health Cover)に加入することが義務付けられています。滞在中の治療費はOSHC でカバーされますが、盗難や渡航中の事故、保護者の救援費用、賠償などについては補償されません。念のため、出発から帰国までの期間をカバーする海外旅行保険に加入しておきましょう。
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国際学生証をつくる
ISICカード(国際学生証)は、国際的に統一・認知されている学生身分証明書(International Student Identity Card=ISICカード)で、持っていると各種交通機関や美術館や博物館、映画館、劇場といった文化施設の他、飲食店及び宿泊施設等でも割引が適用され、世界中で約15万点以上の特典が受けられます。

ノートパソコンと電気事情
留学生の必需品ともいえるノートパソコン。授業のレポートやリサーチのためのインターネットの利用など、多くの場面で必要です。オーストラリアで購入した場合は、日本語環境に設定できるか確認しましょう。パソコンを含め、日本製の電化製品を持参する場合は、オーストラリアの電気事情を知っておきましょう。オーストラリアの電圧は220~240ボルトで、周波数は50サイクル。現地で日本の電気製品を使うときは、Oタイプのプラグと220ボルトの変圧器が必要。

カードをつくる
海外生活でのお金の支払いは、現金とクレジットカードの両方をうまく使いこなすのがコツ。クレジットカードは身分証明にもなり、現金を持ち歩かなくても支払うことができるので、18歳以上の場合は用意しておきましょう。また、必要な分だけ入金しておき、海外のATMでドルを引き出すことができる海外専用プリペイドカード「キャッシュパスポート」も便利です。
≫ キャッシュパスポート

滞在方法を決める
- ホームステイ
英語力の上達だけでなく、オーストラリア人の素顔、習慣や考え方などを知る絶好の機会となるホームステイ。留学生を受け入れる学校には、ホスト先を手配してくれるシステムがあり、入学申請時に手配の希望を出せば、専門スタッフが出発前までにホストファミリーを紹介してくれます。また、学校は受け入れ側の家庭のチェックを定期的に行っているので、安心して滞在できます。ホームステイ先に着いたら、家庭でのルールを確認しましょう。
【ホームステイ滞在費の目安】週/A$270~340 基本的に食事付き
- ドミトリー
ドミトリーでは、さまざまな国の留学生が生活しているため、国際交流が図れます。入学申請時に学生課に入寮希望を出し、空きがあれば確保してくれます。ドミトリーの多くはひとり部屋で、ベッドや机などの必要最低限の家具が備えてあります。食事は、食堂を利用したり、共同キッチンで自炊したり、さまざま。ドミトリーも共同生活なので、外出や外泊の決まり、共用スペースの使い方など、ルールを守って生活するようにしましょう。
【ドミトリー滞在費の目安】週/A$160~A$330(食事の有無によって大きく異なる)
【小・中・高校寄宿舎の滞在費の目安】月/A$13,000~A$25,000(食事付き)
- フラット
日本でいう「アパート」。ベッドやテーブル、整理ダンスなど、家具付きと家具なしの部屋があり、シーツやタオルなどの日用品は自分で用意します。家賃は場所や設備などによって違いますが、決して安い金額ではないため、広めのフラットを数人でシェアのが一般的です。フラットを個人で借りる場合は、最低でも半年以上の契約が必要になるので、長期留学生向きです。契約時に、通常家賃の4週間分にあたる「ボンド」と呼ばれる敷金と、1~2か月分の家賃を支払います。
【フラット滞在費の目安】週/A$185~A$440(都市部・地方、設備によって変動あり)
出入国の手順
- 出発時の搭乗手順
機内に持ち込む手荷物と航空機に預ける荷物を分けておき、空港には出発の2時間前までには着くようにしましょう。オーストラリアと日本の時差は、±1時間(サマータイムを除く)だけなので、時差ボケの心配はありません。機内ではエコノミー症候群を防ぐために、手足の指を動かしたり、シートベルトのランプが消えているときに静かに歩いたりしよう。
- オーストラリアの検疫
オーストラリアは自然保護や環境維持のため、きびしい検疫を行っています。食品など物によっては、罰金を課せられたり没収されたりすることがあるので注意しましょう。州によっては、他州産の果物や動植物の持ち込みを禁止している場合もあります。日本から荷物を送るときも同じように検疫されるので、家族や友人にも「送れない物」を伝えておきましょう。
≫ 在日オーストラリア大使館(検疫について)
外国に3か月以上滞在する人は...
外国に3か月以上滞在する日本人は、その地域を管轄する日本大使館または総領事館に、氏名、パスポート番号、連絡先などの「在留届」を提出する必要があります。在留届を出しておくと、日本政府の行政サービスや緊急連絡を受けることができ、政府が所在確認をするときなどに役に立つので、自分が滞在する国・地域の日本大使館または総領事館に在留届を提出しましょう。
≫ 外務省ウェブサイト
通訳・翻訳サービスTIS
緊急の場合には、オーストラリア連邦政府が提供している通訳・翻訳サービスTIS(Translating & Interpreting Service)に連絡しましょう。急病のときや英語で病状を説明できない場合に、日本語を話せる通訳者が対応してくれるので便利です。TEL:131-450(24時間年中無休)
≫ 通訳・翻訳サービスTIS
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