ニュージーランド留学のすべてがわかる!

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大学・大学院で
学ぶ

ニュージーランドの大学は国立総合大学8校のみで、政府は「質を保つためにこれ以上数を増やさない」方針を掲げています。QS世界大学ランキングにおいては、ニュージーランドの大学8校すべてが上位3%に入っています。Universities New Zealandが教育の質を調査・保証していて、英国の大学評価機関から結果が発表されています。
また、ニュージーランドでは、即戦力として使える知識と幅広い分野の職業訓練が受けられる専門教育機関が人気を集めています。ニュージーランドにはTe Pūkenga(New Zealand Institute of Skills and Technology)と呼ばれる国立工科大学のネットワークがあり、そのすべてが基礎のレベルから大学院レベルまで、学術および職業訓練の両方のプログラムを提供しています。

国立総合大学
の特徴

ニュージーランドの大学は2学期制で、2月末に新学期がスタートし、2学期は7月から開始、11月中旬に終了します。学期ごとに入学を受け付けている学校やコースもあります。ニュージーランドの大学では、入学して1年目から専門分野の科目を履修することになり、学生は図書館やインターネットなどを利用して自主的にリサーチを行い、課題に即した研究・分析に取り組むことが要求されます。文系の学部では、講義とtutorial(少人数のクラスでディスカッションを中心に行われる授業)の時間が多く、理工系の学部では実験や実地調査などが中心です。また、学部に関わらず、ほとんどの科目で“assignment”と呼ばれるレポートやプレゼンテーションなどが課されます。また、コースによっては、インターンシップなどの職業実習が含まれる場合もあります。

大学入学準備コース

ニュージーランドでは高校卒業(Year 13修了)時点で、日本の大学1年次に履修する教養課程にあたるレベルと専攻分野に進むための基礎科目を修了しているので、大学では1年目から専門科目を勉強することになります。そのため、日本の高校を卒業してニュージーランドの大学へ進学する場合は、まずは“Foundation Studies”と呼ばれる大学入学準備コースを受講するのが一般的です。

大学入学準備コースには、それぞれの大学が独自に設けているものと、国立工科大学や私立の高等教育機関が開講しているコースがあります。どちらも入学条件や必要な費用はほぼ同じです。どの教育機関もサービスが充実しているため、安心して留学生活を送ることができます。大学入学準備コースの期間は通常約1年(7月に入学し、半年で大学に進学することが可能なコースもあります)。

大学入学準備コースでは、大学進学に必要な科目の勉強はもちろん、大学学部での専門分野に関連する科目や授業で必要とされる専門用語のガイダンス、ディスカッションやコミュニケーションの手段、研究・分析の方法など、大学での勉強に欠かせないスキルのトレーニングを行っています。コースを修了すると、国立総合大学のほか国立工科大学に進学して準学士号や学士号を取得することができます。

入学条件

高校課程の修了、IELTS Band5.5/TOEFL iBT70点以上の英語力

大学学部

日本からニュージーランドの大学に留学する場合は、以下のルートが考えられます。
①日本の高校1、2年次にニュージーランドのYear 11またはYear 12に留学して大学進学の準備をする
②日本の高校修了後、ニュージーランドの大学入学準備コースを経て進学
③日本の高校課程終了後に、直接大学学部へ進学する(2月・7月入学可能)

ニュージーランドの大学では、通常は3年間で学士号(Bachelor’s Degree)が取得できます。ただし医学や建築学、工学などの理系コースの場合は、一般的には修了までに4年~6年程度の期間が必要です。大学の学部課程には、6か月~1年間のサーティフィケート(Certificate)コースや修了後に学士課程に進める1~2年間の準学士号(Diploma)コースもあります。

留学生のサポートを目的としたサマースクールや短期コースを開講している大学などもあり、エッセイの書き方やディスカッションの方法など、大学学部で勉強するためのスタディ・スキルを短期間で集中的に指導してくれます。

卒業後の就労も可能です。

入学条件

高校課程の修了、IELTS Band 6.0以上/TOEFL iBTで80点以上の英語力(学校によって異なる)

1年間のスタディアブロード

日本の大学もしくは大学院に在籍しながら、半年から1年間ニュージーランドの大学生活を経験し、専門分野を探求したい人には「スタディアブロード」がおすすめです。

このプログラムは、専門分野を中心に学生の知識の幅を広げ、個人的なチャレンジや異文化体験の機会を提供することを目的としています。ニュージーランドの大学より成績証明書が発行され、取得した単位が日本の大学で認定されるケースも多いです。また、日本の大学と提携し、交換留学生を受け入れているニュージーランドの高等教育機関もあります。興味がある人は、在籍している学校に問い合わせてください。

大学院

ニュージーランドの全大学が大学院課程を開講しており、下記の学位・資格が取得できます。
①大学院準修士号(Postgraduate Diploma):学士課程修了後、1年間のコース修了で取得できます。学士号課程で専攻した科目の、より高度な知識とスキルを修得します。優秀な成績で修了すると、大学院の修士課程や研究分野によっては、博士課程に進むことができます。
②修士号(Master’s Degree):研究論文を提出するリサーチコースと講義履修、テスト、論文を組み合わせたコースワークがあります。期間は一般的に2年間だが、1年~1年半で取得できる修士号コースも。
③博士号(Doctorate Degree):取得に約3年間必要で専門分野の研究論文を仕上げます。リサーチが中心だがコースワークもあります。政府の方針で、博士課程の留学生はニュージーランドの学生と同じ授業料を支払えばよく、留学生の子どもも公立校で現地学生と同額の授業料で教育が受けられます。

博士課程の留学生にはニュージーランド国際博士研究奨学金(New Zealand International Doctoral Research Scholarships)があり、個々の大学でも奨学金を提供しています。

卒業後の就労も可能です。

入学条件

▪ 基本的に学士号を取得していることが条件。また、就労経験や研究能力の証明書、推薦状などがあると、希望する大学院のコースに入学できる可能性が高くなる
▪ IELTS Band 6.5以上/TOEFL iBT90-100点以上の英語力

留学中・卒業後の就労も可能

ニュージーランドの教育機関にフルタイムの学生として在籍していて、学生ビザを持っている留学生は、学期中は最大20時間(週)、休暇中は制限なく働くことができます。ただし就労には条件があるので、詳しくはImmigration New Zealandウェブサイトで確認してください。ニュージーランドで就学後、現地の就労に興味のある学生は、ポスト・スタディー・ワーク・ビザ(就学後就労ビザ)の申請が可能です。留学先や取得する資格にもよりますが、ポスト・スタディー・ワーク・ビザのもとで、留学生は就学後、最大3年間の就労期間が認められます。就学後就労ビザの詳細については、移民局の公式ウェブサイトをチェックしてください。

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