国の基本情報

新しい “感動” に出会える国

ニュージーランドへようこそ

太古の姿が残る大自然に恵まれ、多彩なアクティビティが体験できるニュージーランド。
フレンドリーなニュージーランドの人々との出会いは、新たな“感動”を与えてくれます。

ニュージーランドの歴史
ニュージーランドは、地球上で最後に発見された国。オランダ人航海者のアベル・J・タスマンに発見され、約100年後の1769年にイギリス人のジェームス・クックが上陸、それをきっかけに18世紀末ごろからヨーロッパ人が移り住むようになりました。1907年にイギリス自治領となり、1947年に独立国として認められました。その後、さまざまな国からの移民が増え、異文化が融合するユニークな国際国家となりました。先住民マオリゆかりの地や先祖伝来のTaonga（宝物）など、マオリ文化は現存しており、ヨーロッパ文化との対比を見ることができます。各都市を巡れば、ニュージーランドが双方の文化を尊重し合い、独自文化を築いてきた国であることがうかがえます。また、ニュージーランドは1893年に世界で初めて女性参政権を認めた国であり、女性が社会で活躍できる国として世界を牽引している。現在の首相を女性のアーダーン氏が務めていることは有名で、これまでに3人の女性首相が誕生している。

ニュージーランドのアクティビティ
ニュージーランドは、スポーツやアウトドア・アクティビティが盛んで、「アドベンチャーの国」と呼ばれています。日本でも盛り上がりをみせているラグビーは、ニュージーランドの国技。昨年はラグビーワールドカップが日本で開催され、『オールブラックス（ニュージーランドの代表チームの愛称）』は第3位と大健闘しました。その他にも、ニュージーランドではヨットや競馬、スキーやトライアスロンなどの大会が数多く開催されています。若者のリピーターが多いのは、スキーやスノーボード、ゴルフ、サーフィン、トレッキング、ハイキング、フィッシング、ダイビング、ラフティングなど、数々のエキサイティングなアクティビティの虜になってしまうからだといわれています。

ニュージーランドの自然
ニュージーランドは「地球の箱庭」と呼ばれ、変化に富んだ大自然のすべてが存在しています。荘厳な氷河、美しいフィヨルド、険しい山々、広々した平野、なだらかな丘陵地、亜熱帯の原生林、火山台地、海岸線と白砂のビーチなど、さまざまな映画の撮影地として人気があるのも不思議ではないでしょう。近年では、『ロード・オブ・ザ・リング』と『ホビット』の撮影地として使われました。ホビット穴などがあるホビトン・ムービー・セット・ツアーは、『ホビット』ファンにはたまりません。これらの自然の中には、美しい原生の鳥類をはじめ、恐竜の生き残りといわれる「トゥアタラ」、珍しい海洋生物など、希少な野生動物が生息しており、「他には生き残っていない動物の宝庫」といわれています。

ニュージーランドの生活環境
「平等が当たり前の国」として知られるニュージーランドの人々は、穏やかで優しく、親しみやすいので、一度友だちになると積極的に心を開いてくれます。ニュージーランドでは都会に住んでいても、少し足を伸ばせばビーチや森林、ワイナリーなどに行くことができるため、アウトドア・ライフを愛する人が多いです。また、アウトドアだけではなく、都市部の美術館や映画館、博物館などは最新の設備を誇っています。ニュージーランド産ラム肉のおいしさと柔らかさは世界的に有名で、ニュージーランドに行ったら一度は食べておきたいですね。さらに、ビーチで爪弾くギターから有名アーティストのコンサートまで、あらゆる音楽イベントが行われている。環境保護の面においては、自然の美しさを維持するため、ニュージーランドを訪れる人に向けた「ティアキ・プロミス（TIAKI Promise）」という行動指針を定めています。ティアキとは、マオリ語で「環境や人々を守る」という意味で、「自然を守る」「クリーンに保つ」「安全運転をする」「準備を怠らない」「敬意を払う」といったポイントが挙げられています。例えば、プラスチック袋の使用を法律で禁止したり電気キャンピングカーのレンタルなど、国をあげて環境問題に取り組んでいます。