アメリカ留学のすべてがわかる!

Skip to content

アメリカ留学に必要なテスト

アメリカ留学に必要なテスト

アメリカの英語学校に留学する場合は特にテストを受ける必要はありませんが、2年制・4年制大学、大学院、専門学校に留学するためには、英語力測定テストや適正能力テストなどを受ける必要があります。学校によって必要なテストが異なるので、各学校のウェブサイトや学校要覧などで早めに確認しましょう。

英語能力試験

IELTS

International English Language Testing System(IELTS:アイエルツ)は、ブリティッシュ・カウンシル、IDP:IELTS オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構が共同開発した英語能力判定試験です。イギリス、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドのほぼ全ての高等教育機関で認められており、アメリカでも3,400以上の教育機関が入学審査時の語学力証明に採用しています。

テストは英語圏留学を目指す人の英語能力を評価するための「アカデミック・モジュール」と、英語圏で学業以外の研修や移住申請を行う人のための「ジェネラル・トレーニング・モジュール」に分けられます。いずれも「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能のテストがあり、問題はアカデミックなものから実生活に則したものまで出題されます。紙と鉛筆で受験するIELTSとコンピューターで受験するIELTSがあり、実施方法やスケジュールに合わせて受験ができます。

TOEFL®テスト

TOEFL®テスト(Test of English as a Foreign Language:トフル)は、アメリカのEducational Testing Service(ETS)がテストの開発、運営を行っています。アメリカ・カナダなどの英語圏だけでなく、世界160か国、11,500以上の大学・大学院・その他機関で活用されています。

インターネット技術が投入されたTOEFL iBTテストにより、インターネットから配信される問題を全セクションコンピューター上で解答するテスト形式です。「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能を一度のテストで測定。大学・大学院レベルのアカデミックな環境で必要とされる英語力を評価します。

実用英語技能検定(英検)

実用英語技能検定、通称「英検」は、2023年現在、北米を含む約400大学・カレッジに留学時の語学力証明として認定されています。オーストラリアでは5州の州立高校全校が認定しています。

英検の試験問題は、「読む」「聞く」「話す」「書く」の4技能のバランスが重視され、社会で求められる実用英語が出題されています。英検の試験は年3回実施され、パソコンを使って1日で4技能の受験を行う「英検S-CBT」は全国でほぼ毎週実施されています。ライティングは申込時に手書きかキーボード入力を選べます。

TOEFL Junior®

TOEFL iBT®やTOEIC®を開発するETS(Educational Testing Service)が2010年に開発、おもに中高生を対象とした試験で、「読む・聞く」の2技能を測定するテストと「話す」能力を測定するテストの2種類。既にアメリカ国内では多くのボーディングスクールや、トップクラスの公立高校が留学要件として採用し、カナダ、オーストラリアなどでも活用が進んでいます。

紙と鉛筆で受験するペーパーベーステストとコンピューターで受験するCBTがあります。また、個人受験(公開テスト)と団体受験(学校・団体がまとめて申し込んで実施)があり、それぞれ申し込み方法が異なります。

中学・高校留学に必要な試験

IELTSや英検、TOEFL®テストのような英語能力試験のほかに、場合によっては適性能力テスト(中学・高校留学に必要な試験)を受けなければならない学校もあります。希望の学校に入学するために必要なテストは、各学校の公式ウェブサイト、学校要覧などで確認しておきましょう。

SSAT(Secondary School Admission Test)

英語・数学・読解のテストで、作文もあります。アメリカの中学・高校へ入学する場合に、スコアを要求されることがあります。ペーパー版とコンピューター版があり、年に数回行われます。

2年制・4年制大学学部留学に必要なテスト

SAT(Scholastic Assessment Test)

The College Boardが実施するテストで、2年制または4年制大学へ入学を希望する際にスコアを要求されます。SATは日本では1年に4~5回実施され、読解、作文&言語、数学のテストがあります。

ACT(American College Test)

ACTが年に7回実施するテストで、2年制および4年制大学に入学を希望する際に必要とされます。通常は、SATかACTのいずれかひとつが要求されます。科目は、英語、数学、読解力、理科(自然科学における分析、推理、問題解決など)の4つ。オプションでWritingのテストもあります。数回受験した場合は、その中から希望するテスト結果を選んで大学に送ることができます。

大学院留学に必要なテスト

GRE(Graduate Record Examinations)

ETS(Educational Testing Service)によって実施されるテストで、おもに学術系の大学院を志望する際に要求されますが、最近ではビジネス・スクールでもGREスコアを認めるところが増えています。General Test( 英語・数学・分析作文)とSubject Test(4種類の専門分野別)があります。

GMAT(Graduate Management Admission Test)

ビジネス・スクール(Business School=経営大学院)を志望する際に求められるテスト。英語・数学・分析作文・論理思考の4科目から構成されています。GMATのウェブサイトではビジネス・スクールの検索もできます。

LSAT(Law School Admission Test)

Law School Admission Councilが、年に4回実施しているテストで、法科大学院(ロースクール)のJ.D.プログラムを志望する際に要求されます。読解力・分析力・論理力から成り、Writingもあります。

Guidebook

アメリカ留学ガイド 2024

アメリカ大使館後援の「アメリカ留学ガイド 2024」には、より詳しい留学情報が掲載されています。無料で送付しておりますので、以下のボタンからご注文ください。

無料送付を注文
オンライン版を読む