
中学・高校留学の種類と特徴
アメリカの中学・高校(セカンダリー・スクール)への長期留学には、「交換留学・卒業留学・1年間留学」の3つのタイプがあります。それぞれに特徴や目的に違いがあるので、自分に合った留学の方法を選びましょう。交換留学や体験留学の場合、日本の学校を「休学扱い」にするか「留学扱い」にするかは自分で決めることができます。アメリカの学校で取得した単位は、学校長の判断で36単位を限度に日本の学校で認められます。
交換留学(高校生のみ対象)
▪高校在学中に1年間(9か月)の留学
▪「親善大使」としての文化交流が目的
▪アメリカ人ホストファミリー宅でホームステイし、地域の公立校に通う
▪入学する学校を選ぶことはできない
卒業留学
▪アメリカの中学・高校の卒業を目指す
▪通常2年以上の留学期間で私立校に入学
▪自分の行きたい環境や学校を選択できる
▪多くの生徒は、ボーディング・スクール(寮制学校)の寮に滞在する
1年間留学
▪日本の学校を休学して、1年間留学する
▪アメリカの私立学校に入学
▪自分の行きたい環境や学校を選択できる
高校生の交換留学
卒業留学
卒業留学とは、アメリカの高校に在籍して「卒業」を目指すプログラム。「私費留学」「正規留学」「進学留学」と呼ばれることもあります。卒業までの期間には個人差がありますが、12年生(高校3年生)に入学して1年間で卒業するには相応の英語力が必要になり、また最終学年での受け入れをしない学校も多くあります。そのため卒業留学をするほとんどの生徒は、期間を2年以上に設定して卒業を目します。ただし、アメリカの公立中学・高校への留学は1年間しか認められていないため、2年以上の場合は私立の中学・高校に留学することになります。卒業留学の途中で断念し、アメリカの中学・高校を中退した場合、日本の高校への復学はむずかしく、そのため休学扱いで留学し、確信が得られた段階で日本の高校を中退するというパターンもあります。アメリカの私立中学・高校には寮制(通学生も在籍)と通学制のみの2種類の学校がありますが、多くの生徒が寮制学校(ボーディング・スクール)に入学します。
1年間留学
私立中学・高校の中には、英語力が不足している生徒を対象に英語研修(ESL= English as a Second Language)コースを提供している学校があります。夏休み中、または学校到着後に英語のテストを受け、自分のレベルに合ったESLコースを受講します。初級~上級までのコースを用意している学校と、中級または上級以上のみの学校があるため、出願時に英語力を証明する試験のスコアを提出する必要があります。英語力に応じて受講時間が決定されますが、初級でも数学や体育、芸術のクラスは現地の生徒といっしょに勉強します。上級のコースになると、ESL 以外はアメリカの生徒と同じクラスをとります。
サマースクール


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