アメリカ留学のすべてがわかる!

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渡航準備と生活

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アメリカに留学するには、さまざまな手続きや手配をすることなります。
パスポートの取得はもちろん、留学の条件によっては、テスト受験やビザ手続きが必要です。
そのほか、保険や留学中のお金の管理など、どんな準備が必要なのか紹介しましょう。

[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#passport”]パスポートの申請[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#injection”]予防接種を受ける[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#flight”]航空券の手配[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#OSHC”]海外旅行保険に加入[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#ISIC”]国際学生証をつくる[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#visa”]ビザの申請方法[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#baggage”]荷物の送付と持参[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#phone”]携帯電話[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#laptop”]ノートパソコン[/themify_button]

[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#bank”]銀行口座と送金方法[/themify_button]

[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#card”]カードをつくる[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#accommodation”]滞在方法を決める[/themify_button]
[themify_button style=”black block” link=”https://kbunsha.com/america/live#process”]出入国の手順[/themify_button]
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パスポートの申請

パスポートは、ビザを申請するときに必要で、学校への入学申請時にもパスポートのコピー提出を求められる場合があります。持っていない人は出発6か月前までに取得しましょう。パスポートを持っている人は、滞在予定期間を含む有効期限が十分に残っているかをチェック。残りの期間が1年未満の場合は、新しいパスポートを取得しましょう。新規申請でも更新の場合でも、「オンライン」と「窓口への申請書提出」の2種類の方法があります。オンライン申請の場合は下記が必要です。

  • マイナポータルアプリ対応スマートフォン
  • マイナンバーカード(署名用電子証明書用パスワードが必要)
  • 現在有効なパスポート(更新の場合)

詳細は外務省ウェブサイトの「パスポート(旅券)」をチェック。

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予防接種を受ける

アメリカでは入学する際に、ジフテリア、ポリオ、麻疹、風疹に対する免疫証明書の提出を要求される場合があります。また、ほとんどの州が、破傷風、百日咳、おたふくかぜなどの免疫(予防接種など)の証明やツベルクリン反応の結果を提出することを要求しています。事前にどのような証明書が必要か、学校に確認しましょう。必要な場合はかかりつけの医師や保健所に問い合わせて、予防接種証明書などを発行してもらいます。

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航空券の手配と注意点

ビザを取得し、滞在先などが決定したらすぐに航空券の予約をします。滞在先の雰囲気に慣れるためにも、できればコース開始の1週間くらい前までにアメリカに入れる便を選びましょう。航空券には、正規運賃の航空券と正規割引の航空券、格安航空券の3種類があります。それぞれに、1年間有効、有効期限つき割り引き、払戻し不可など、特徴や条件などが違うので、自分の留学のタイプや期間に合わせて選びましょう。

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海外旅行保険に加入

アメリカのほとんどの学校が、保険に加入することを義務づけています。特にJ-1ビザの留学生の場合、健康保険への加入が法律で決められています。アメリカは医療費用が特に高額な国のため、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。それぞれの保険会社によってサービス内容や緊急時の対応などに違いがあるため、よく調べてから加入すること。

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国際学生証をつくる

国際学生証は、国際的に統一・認知されている学生身分証明書(International Student Identity Card=ISIC)。ISICを持っていると、博物館や美術館、映画・演劇鑑賞など、さまざまな場面で割引や特典が受けられます。中学・高校・大学・大学院などにおいて12歳以上のフルタイムの学生であれば、ISICの取得資格があります。30歳以下で学生ではない人には「国際青年証(IYTC)」 があり、ISICと同じように身分証明書として使え、割引も受けられます。デバイスにISICアプリをインストールすれば、バーチャルカード機能を使って、情報を提示することが可能です。

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「ビザ不要」の留学対象者

90日以下の滞在、週の授業時間が18時間以内の場合、ビザ(非移民ビザ)は不要。「ESTA(電子渡航認証システム)」への登録のみで留学できます。航空券の予約時にESTAを申請するか、少なくとも渡米72時間以上前の申請が必要です。申請料金はESTA申請サイトでクレジットカードで支払えます。通常、STA認証後は2年間有効で複数回の渡米可能ですが、パスポートの有効期限を過ぎると無効になります。詳細は在日米国大使館と領事館のウェブサイトをチェックしましょう。


「ビザが必要」な留学対象者

上記の条件を超えて、学業を目的として渡米する場合には、「非移民ビザ」が必要になる。英語学校、中学・高校、大学への留学を希望する場合は「F-1(学生)ビザ」。職業訓練プログラムや私立の専門学校へ留学する場合は「M-1(専門学生)ビザ」。高校生の交換留学や大学の交流訪問者プログラムに参加する場合は「J-1(交流訪問者)ビザ」が必要です。どのビザが自分に必要なのかは、入学予定の学校に確認するのが確実。非移民ビザを取得した場合はESTA登録は不要。ビザの申請方法や必要条件、料金等は常に変更されているため、米国ビザインフォメーションサービスのウェブサイトを確認しましょう。

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ノートパソコン、スマートフォン

授業のレポートやリサーチのためのインターネットの利用など、多くの場面で必要になるノートパソコン。アメリカで購入した場合は、日本語環境に設定できるか確認しましょう。アメリカの電圧は110~120ボルトで、周波数は60ヘルツ。プラグ形式は日本と同じAタイプ。現地で日本の電気製品を使うときは変圧器(コンバーター)が必要です。留学先でスマートフォンを持つには「日本から持参する」「アメリカで購入・契約する」「プリペイド式の携帯端末を購入する」の3択があります。

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銀行口座と送金方法

長期留学生が現地で生活費のやりくりをする場合、銀行口座を開いて日本から送金してもらう方法とインターナショナル・キャッシュカードを利用する方法があります。海外送金の方法は、郵便局や外国為替を取り扱う金融機関の窓口から留学先の銀行口座へ送金するのが一般的。インターナショナル・キャッシュカードは国内ではキャッシュカードとして使え、海外でも日本の普通預金口座から現地通貨が引き出せるのが特徴です。

カードをつくる

カードをつくる

海外生活でのお金の支払いは、現金とクレジットカードの両方をうまく使いこなすのがコツ。クレジットカードは身分証明にもなり、現金を持ち歩かなくても支払うことができるので、18歳以上の場合は用意しておきましょう。また、必要な分だけ入金しておき、海外のATMでドルを引き出すことができる海外専用プリペイドカード「キャッシュパスポート」も便利です。

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出入国の手順

出発時の搭乗手順

まず、機内に持ち込む手荷物と航空機に預ける荷物を分けておきます。国際空港には出発の2時間前までには着くようにしましょう。日本からアメリカまでは、たとえばニューヨークだと直行便で約13時間かかります。日本との時差は-14時間から-19時間、サマータイムの期間は-13時間から-18時間。機内ではエコノミー症候群を防ぐために、手足の指を動かしたり、シートベルトのランプが消えているときに静かに歩いたりしましょう。

航空機搭乗までの手順
❶ 航空会社のチェックイン・カウンターへ行って、預ける荷物と航空券(eチケット)、パスポートを出す
❷ 搭乗券(Boarding pass)と荷物の預かり証(Claim tag)を受け取る
❸ 機内持ち込み手荷物検査を受ける。持ち込み禁止の物を持っていると没収されるため注意
❹ 税関審査を受ける。出国手続き前に空港で購入した免税品は機内持ち込み手荷物として税関の検査を受ける。通関が終わる前に免税品の封を開けないこと
❺ 出国審査ではパスポートと搭乗券を係官に渡す。出国スタンプが押されたパスポートを受け取る
❻ 搭乗ゲートで搭乗案内を待ち、搭乗が始まったら機内に入る


入国審査

アメリカの空港到着後は、入国審査を行います。乗り換えの人も、最初に到着した空港で入国審査を受けます。日本からアメリカ直行便で入国する場合は、検疫は必要ありません。入国審査では、下記の5点の書類を提示します。また、両手10本指のスキャンとデジタル写真撮影が行われます。出入国審査官に書類を審査され、パスポートに入国スタンプが押されます。

入国審査に必要な書類
❶ ビザシールが貼られたパスポート
❷ 入学許可証(I-20またはDS-2019)
❸ 英文の財政能力証明書
❹ I-901SEVIS費確認書
❺ 入学許可証(I-20またはDS-2019)に署名した担当者の氏名、連絡先(住所、電話番号)


荷物の受け取りと税関審査

入国審査が終わったら、ターンテーブルから自分の荷物を受け取ります。自分の荷物が出てこないときにはClaim tag(預かり証)を持って、lost baggageの係官のところへ行きます。荷物を受け取ったら、税関を通過します。アメリカ製品以外のパソコンは学業のために個人で使用する場合は課税されませんが、申告が必要になります。入国カードの「アメリカに持ち込もうとしている物品」の「はい」の欄にチェックをした人は赤色の出口で申告をする。荷物の中身について聞かれるため、英語で説明できるようにしておきます。申告物がない場合は緑色の出口に進み、入国カードを渡してロビーに出ましょう。

アメリカの通貨(お金)

アメリカの貨幣の単位はドル($)で、紙幣は1、5、10、20ドル単位のものが多く使われていて、50ドルと100ドル札はあまり見かけないでしょう。硬貨は、1セント(ペニー)、5セント(ニッケル)、10セント(ダイム)、25セント(クォーター)があります。1ドルやハーフドル(50セントのこと)もあるが、ほとんど使われることはありません。アメリカの生活習慣の中で、定番になっているものといえば「チップ」。目安は料金の15%程度でOKですが、高級なレストランなどで特別と思えるようなサービスを受けたときは20%くらい払います。カウンターで食事などをした場合には、25セント(クオーター)1、2枚を食器のわきに置きます。また、セルフサービスの店やファーストフード店では、チップは不要。タクシーのチップは、代金の10%~ 15%を渡すのが一般的です。

在留届を提出

外国に3か月以上滞在する日本人は、その地域を管轄する日本国大使館または総領事館に、氏名をはじめ、パスポート番号、連絡先などを記載した「在留届」を提出しなければなりません。在留届を出しておくと、留学生は日本政府の行政サービスや緊急連絡を受けることができます。アメリカに3か月以上留学する人は、在アメリカ日本大使館または総領事館に在留届を提出しましょう。

外務省(在留届電子届出システム「ORRnet」)

病気のときは…

病気になった場合、ホストファミリーや学校の留学生アドバイザー、スタッフに相談しましょう。大学に通っている場合は、大学内のヘルス・クリニックに行きます。歯科、産科および精神に関わる病気以外は、診療所で診断が可能です。診察料はすでに支払っている学生健康保険料でカバーされます。また、アメリカではそれぞれの家庭や学校に担当のホームドクターがいて、軽い症状のときはその医者が診察します。症状が重いときや専門的な検査、治療などを必要とするときは、ホームドクターから専門医を紹介してもらいます。また、日本語が通じる病院を探しておくと良いでしょう。救急車(有料)を呼ぶ場合は、電話で911をダイヤルします。

安全を最優先に

アメリカに着いたら、警戒が必要な場所を学校のカウンセラーやホストファミリーに聞いてみましょう。アメリカの各大学は、公共や個人の安全性に関するパンフレットを配布したり、オリエンテーションを行ったりしているため、情報を入手します。留学中は、どんなときも「安全を最優先」にする生活と行動を心がけることが重要です。
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