アメリカ留学のすべてがわかる!

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大学学部留学

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池田 瑛里香 さん

障害を持つ自分へのハードル

私は身体障害を持っており、車イスで生活しています。幼少期から、治療やリハビリを受けるだけで大人からほめられることがイヤで、「もっと自分の能力や経験を見てほしい」と思うようになり、その第一歩としてハードルの高い進路を選択したくなりました。

進路選択で大学選びをしていた際に、留学について調べたところ、奨学金が充実していて障害者のための制度が進んでいる海外に進学することが最適だと思い、決断しました。リベラル・アーツ教育が魅力的で、留学先にはアメリカを選びました。また、アメリカは「自由」というイメージが強く、障害を持つがゆえに日本では自意識過剰になっていた私も生きやすいはずだと期待していました。

しかし、最初は障害に加えてアジア人であるコンプレックスが重なり、想定外の葛藤がたくさんありました。

期待が裏切られたときはチャンス

みなさんも留学に対して多くの期待があると思いますが、初めはそれが裏切られたと感じても「強くなるチャンス」と思えば前向きになることができます。その考えを持てるようになってから、いまでは他人の目がほとんど気にならず、さまざまなことに挑戦できるようになりました。

ある授業では多種多様な人にインタビューをして、大学で重要な影響力を持つ人のリーダーシップについて発表をしました。英語でインタビューをすることに不安がありましたが、鍵となるストーリーを引き出せた自分に感動しました。

これまでは、日本で不自由が少ない道を疑うことなく選んできました。しかしアメリカでは、自分のやりたいことに妥協しない人が多いです。ある人から「もっと自信を持って貪欲になれ」といわれ、その言葉はそれからの私の意思決定に大きな変化をもたらしました。

いまの私の目標は、「障害者の雇用課題の解決」です。そのために1年目の夏休みは福祉ビジネスの最先端を担う企業でインターンを経験し、卒業後は組織課題の解決に挑み続けるIT企業に入社する予定です。

自分に合っているかよりも、その会社でどうしてもやりたいことがあるかを考え、その内容を臆せず伝えたことで、本当に会社のビジョンと私の目標が同じ方向を向いているのかがわかりました。困難に直面しつつも、自己実現に貪欲になれたアメリカ留学体験があったからこそ、その道を選択できたと確信しています。

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