専門的なスキルを
学ぶ
オーストラリアの高等専門教育機関は、各業界で即戦力となれるスキルや知識が身につくコースやプログラムを提供しています。その教育の質や優れた設備環境は国際的に高く評価されており、短期間で新しいスキルや資格を取得したい人にはピッタリの留学先といえます。
専門スキルを
習得できる学校
オーストラリアの高等専門教育機関はVET(Vocational Education&Training)と呼ばれ、職業に直結した技術や知識を高める教育機関として、各産業界と連携をとりながら世界市場のニーズに沿ったコースを提供しています。各教育機関が実施するコースやプログラムは政府の認定を受けており、講師陣をはじめカリキュラムや指導内容などが定期的にチェックされています。
最大の魅力は、短期間で新しいスキルや資格を取得できるところ。最新の技術や知識を求めるさまざまな分野で活躍する社会人にも人気があり、多くのビジネスマンが専門分野のスキルアップや最新の知識などを得るために、再度勉強しています。高等専門教育機関の学生のうち、24歳以上の社会人の割合は全体の4割以上を占めています。
オーストラリアの専門教育機関は日本の専門学校とは印象が異なります。下記のポイントを参照してください。
ポイント
オーストラリアの高等専門教育機関は、公立と私立の2種類に分けられます。公立校はTAFE(テイフ=Technical and Further Education)と呼ばれており、州政府によって運営されています。TAFEは都市部と地方のキャンパスをネットワークで結び、各キャンパスで幅広い分野の専門指導を行っています。私立の高等専門教育機関は、観光業、ビジネス、デザインなど、特定の分野を専門的に学ぶことができる学校で、その多くがユニークなカリキュラムを組んでいます。
高等専門教育機関で取得できる資格

高等専門教育機関の入学条件
入学するために必要な英語力の目安は、IELTSで5.5~6.0、TOEFL iBTで60~80点。必要な英語力に達していない学生は、高等専門教育機関付属または提携している英語コースに入り、コース開始前に英語力を上げることが可能です。要求される学業成績はコースによって異なるが、通常は高校を卒業するまでの12年間の修学経験が必要。ただし、初級レベルのコースでは10年~11年間の修学期間で入学を認める場合もあります。
高等専門教育機関のコース
高等専門教育機関には、伝統的な分野から新しいキャリア分野までカバーする多彩なコースが用意されている。IT、ビジネス・経営、マーケティング、メディア、アート&デザイン、スポーツ、ホスピタリティ、観光、医療・看護、調理などをはじめ、ナチュラルセラピー、アニマルテクノロジー、航空など、オーストラリアならではのユニークな分野も含まれている。ほとんどのコースは1月~2月にスタートし、12月に終了する。学校によっては、新学期(TAFEは2学期制、私立は2学期または4学期制)ごとに学生を受け入れているところもある。開講日と入学申し込みの締め切り日は、学校やコースによって異なるので注意すること。
実際の職業現場と同じ環境で学べる
オーストラリアの高等専門教育機関には、すべてのコースに実践的なスキルをみがくための実習が取り入れられています。たとえば、ホスピタリティや観光業のほとんどの学校には、実習を行うためのキッチンやレストランをはじめ、予約システムなどの研修ができるコンピューター情報システムなど、実際の職場で使用されている最新レベルの専門機器が備えられています。また、実際の職場での実習・インターンシップの機会も多く、高等専門教育機関のコース修了後は即戦力になれる人材として、各専門業界で高い評価を受けられ、活躍することができます。
大学在籍中の高等専門教育機関留学
日本の大学または大学院に在籍しながら、留学・休学制度を利用してオーストラリアの高等専門教育機関で英語+専門スキルを学ぶ留学が人気を集めています。学校付属や提携している英語学校でカレッジ入学に求められる英語力をつけたあと、数か月で修了するCertificateプログラムでホスピタリティやマーケティングなど、幅広い分野を学ぶことができます。実践的なスキルが身につくため、就職活動にも役立つと注目されています。
ディプロマ・コースからの大学編入
日本の高校を卒業後、カレッジのディプロマ・コースを1-2年間受講し、大学の2年次に編入することができます。