中学・高校で学ぶ
アメリカの初等・中等教育(小学校~高校)の学年制度はトータル年数は12年で日本と同じですが、6年・2年・4年制、5年・3年・4年制、8年・4年制など、州や学校によって形式はさまざまです。義務教育は6歳または7歳からはじまり、16歳前後で終了する州が多いです。学年は小学校から中学・高校まで区別がなく、日本でいう中学1年生は7年生(7th Grade)になります。アメリカの公立中学・高校への留学は1年間しか認められていないため、2年以上の場合は私立校への留学になります。
中学・高校留学
の種類と特徴
アメリカの中学・高校(セカンダリー・スクール)への長期留学には、「交換留学・卒業留学・1年間留学」の3つのタイプがあります。それぞれに特徴や目的に違いがあるので、自分に合った留学の方法を選びましょう。
交換留学や体験留学の場合、日本の学校を「休学扱い」にするか「留学扱い」にするかは自分で決めることができます。アメリカの学校で取得した単位は、学校長の判断で36単位を限度に日本の学校で認められます。
アメリカの高校卒業を目指す留学
アメリカの高校卒業を目指す場合、日本から12年生(高校3年生)に入学して1年間で卒業するには、相応の英語力が必要です。また、最終学年での留学生受け入れをしていない学校も多くあります。そのため、アメリカの高校卒業を目指すほとんどの日本人の生徒は、留学期間を2年以上に設定する必要があります。ただし、アメリカの公立校への留学は1年間しか認められていないので、高校卒業を目指して留学する場合は私立校に入学することになります。
アメリカの私立中学・高校には、寮制(通学生も在籍している)と通学制のみの2種類の学校がありますが、留学生の多くは寮制学校(Boarding School)に入学します。クラスの人数は10~15人程度で、教員が生活面もサポートします。スポーツ、演劇、音楽、ボランティアなどを必須にしている学校も多いです。私立校の中には、英語力が不足している生徒を対象とした英語研修(ESL=English as a Second Language)コースを提供している学校があります。夏休み中または学校到着後にテストを受け、英語力に合ったESLコースを受講します。初級~上級レベルのコースを用意している学校と、中級または上級以上のみの学校があるため、出願時に英語力を証明する試験のスコアを提出します。英語力に応じて受講時間が決定されますが、初級レベルでも数学や体育、芸術のクラスは現地生徒と一緒に授業を受けます。上級になると、ESL以外はアメリカの生徒と同じクラスを取ります。
留学の途中でアメリカの学校を中退することになった場合、日本の学校への復学は困難です。そのため、日本の学校を「休学扱い」にして留学し、アメリカでの学校生活に確信が得られた段階で、日本の学校を中退するというパターンもあります。
1年間未満の留学
在籍している日本の学校を1年間休学し、アメリカの私立校へ留学して帰国し、日本の学校を卒業するケースです。アメリカの私立中学・高校での学校生活を経験することができます。留学中にアメリカの学校で取得した単位は、学校長の判断で36単位を限度に日本の学校で認められます。アメリカの学校と提携している日本の学校もあり、学校のプログラムで留学できる場合もあるため、在籍校に確認してみてください。1年間の留学後に日本の学校を退学し、アメリカの学校で留学を続けることも可能です。ただし、留学中の成績や生活態度によっては進級できない場合もあります。
また、私立校の多くは7月上旬に2~6週間のサマースクールを実施しています。サマースクールでは、ESLやスポーツ、リーダーシップ、芸術などのプログラムが組まれています。英語力が足りない生徒はESLを選ぶ場合が多く、午前中はESLの授業を受け、午後はスポーツやアクティビティに参加し、週末には遠足も実施されます。アメリカ人や英語力がある留学生と、スポーツや寮生活を通して異文化交流をする機会もあります。
1年間の公立高校への留学
1年間の留学であれば、アメリカの公立高校に留学できる高校生の交換留学プログラムもあります。私立校に留学する場合と異なり、交換留学は入学する学校の選択はできません。参加する生徒はボランティア家庭に家族の一員として滞在し、公立高校に1学年間(約9か月)通学します。生徒は日本とアメリカを結ぶ親善大使として、学校での勉強、クラブ活動や友だちとの交流、ホストファミリーとのコミュニケーションなど、積極的に行動することが要求されます。履修科目は現地生徒と同じ必修科目をとる必要はなく、自分の英語力や興味、将来の目標などに合わせて選択して勉強できます。ホームステイ先ではホストファミリーとコミュニケーションをとる時間をつくり、その家族の一員になるよう努力することが大切です。交換留学中にアメリカの学校で取得した単位は、学校長の判断で36単位を限度に日本の学校で認められます。交換留学プログラムの手続きは、専門のサポート団体等に依頼する必要があります。
