カナダ留学のすべてがわかる!

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中学・高校で
学ぶ

カナダの中学・高校への長期留学には、「体験留学」と「進学留学」の2種類があります。私立校と公立校があり、カナダ人の中高生の90%以上が公立校に通っています。カナダの高校では、学期ごとに生徒一人ひとりが自分の進路と興味に合った科目を選び、自分の時間割をつくって勉強するシステムになっています。

中学・高校教育
の特徴

連邦国家のカナダでは各州が独立した自治権を持っていて、教育方針においてもそれぞれの州の教育省によって決められています。そのため、州ごとに義務教育年齢や必修科目、入学の基準、卒業するために必要な単位や条件、成績評価の基準などが異なります。

カナダの中学・高校のほとんどが公立校で、カナダ人の中高生の90%以上は公立校に通っています。国際的な学力比較テストでもカナダの教育水準は高く、塾や予備校などがないことも含めて考えると、カナダの中学・高校の最も大きな特徴は公立校の質の高さといえます。

カナダの学校では、学期ごとに生徒が自分に合った科目を選び、自分の時間割をつくります。必須科目のほか、会計学、マーケティング、ウェブデザイン、演劇、写真、美容、観光学など、幅広い選択科目が用意されています。どの学校にも複数のカウンセラーがおり、履修科目のアドバイスなどを行っています。

グレード11~12(高校2~3年生)では、世界中の多くの大学で入学資格として認められているIB(International Baccalaureate)や、高校の授業で大学の単位を取得することができるAP(Advanced Placement)プログラムを提供している学校も。また、スポーツや芸術などのプログラムも充実していて、アウトドア教育が積極的に行われているカナダの学校では、生徒一人ひとりが勉強以外の場面でも自分の能力を発揮し、評価が得られる機会が十分に与えられています。

公立校の特徴

▪ 日本で主要科目の5段階評定平均が3程度の成績ならほとんどが入学できる
▪ 個々の学校ではなく「希望する地域の教育委員会」に入学の申し込みをする
▪ 書類審査をパスすれば入学できる
▪ 男女共学で生徒数は1,000~2,000人の学校が多い
▪ 留学生はホームステイが一般的

私立校の特徴

▪ 申請書類を提出してパスすると、入学試験が行われるケースが多い
▪ ほとんどが小学校~高校までの生徒を受け入れている
▪ 生徒数は800~1,000人の学校が多数、400~600人の小規模校もある
▪ 進学準備、宗教に基づいた教育、全人教育等、独自の教育方針で運営
▪ 公立校に比べ学費が高く、丁寧なサポートが行われている

体験留学とサマースクール

カナダの中学・高校や日常生活を通して、英語力をつけることを目的とした体験留学プログラムの滞在期間は1か月~1年程度。日本に帰国した後に進級するか留年するかは、出発前に日本の学校と相談して決めておきましょう。日本の学校長の判断で、36単位を限度にカナダで取得した単位が日本の学校の卒業単位として認められます。

サマースクールは、夏休みに行われる3週間~4週間のプログラム。アクティビティが数多く盛り込まれていて、高い人気を集めています。冬や春に短期プログラムを提供しているところもあります。

進学留学

カナダの中学・高校で単位取得や卒業することを目的とした進学留学プログラム。日本人が進学留学をする場合、ほとんどの場合、カナダの高等教育機関への進学が前提のアカデミック・コースを目指します。ただし、英語力が足りない留学生はアカデミック・コースでの勉強に加え、留学生向けの英語コース(ESL)も履修することになります。ESLでは英語力を審査され、自分の英語レベルに合ったクラスで勉強することになります。

また、カナダの私立校の多くは留学生向けのESLをグレード10までしか設けていません。グレード11~12は進学に必要な単位を取得するカリキュラムになっているため、英語力が足りない場合にはグレード9から入学したほうが無難です。

日本の学校を3月に卒業して留学したい場合は、4月~8月まで現地の英語学校に通い、9月からの新学期入学に備える方法もあります。また、4月~8月までの「ブリッジ・プログラム」という進学準備コースを提供している学校も。

カナダの中学・高校を中退した場合、日本の高校への復学は難しいです。再度受験して入り直すか、大検を取得して高校卒業資格を得ることになるため、日本の学校を休学(留年)して進学留学をするケースもあります。

カストディアン(後見人)の手配

カナダに未成年の生徒が留学する場合には、カストディアン(Custodian)が必要です。カストディアンとは、留学生が急病になったり事故にあったりしたときに、責任を持って対処してくれる人のこと。公立校への留学の場合、一般的には学校の校長や教育委員会のメンバー、ホストファミリーなどが担ってくれます。私立校への留学の場合や公立校でも州や地域によっては、カストディアンの手配を民間企業に委託しなければならない場合があります。カストディアンが必要かどうかは、留学先の教育委員会や学校に確認してください。就学許可証を申請する際、未成年の生徒はすべて公証印のある宣誓書の提出が必要になります。詳しくはカナダ移民・難民・市民権省(IRCC=Immigration, Refugees and Citizenship Canada)で確認してください。

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