渡航準備
パスポート
パスポートはビザを申請するときに必要で、学校への入学申請時にもパスポートのコピー提出を求められる場合があります。持っていない人は出発6か月前までに取得しましょう。すでに持っていて残りの有効期間が1年未満の場合は、新しいパスポートを取得しましょう。申請についての詳細は外務省ウェブサイトをチェック。
航空券
ビザを取得し、滞在先などが決定したら航空券の予約をします。滞在先の雰囲気に慣れるためにも、できればコース開始の1週間くらい前までに留学先に到着できる便を選びましょう。航空券にはさまざまな種類があり特徴や条件などが違うので、自分の留学のタイプや期間に合わせて選択しましょう。
海外旅行保険
6か月以上の滞在の場合、台湾の国民健康保険「全民健康保険」に加入します。台湾滞在が6か月経つまでの間は、病気やアクシデントに備えて、必ず海外旅行保険に加入しておきましょう。留学先でのアクシデントや病気は、不安や心細さで精神的にも負担が増え、人によっては帰国しなくてはならないこともあります。保険会社によって、現地でのサービス内容や緊急時の対応などにも違いがあるので、事前によく調べてから加入しましょう。
国際学生証ISIC
国際的に統一・認知されているISIC(学生身分証明書)を持っていると、博物館や美術館、映画・演劇鑑賞など、さまざまな場面で割引や特典が受けられます。
留学に必要なテスト
華語文能力測験(TOCFL)は華語を母語としない人のために開発された試験です。華語能力の国際的な判断基準となるよう研究が重ねられ、2013年から華語文能力測験(TOCFL)が実施されています。TOCFL証明書の用途として、①台湾奨学金申請時の証明書、②大学や教育機関出願時の華語能力証明、③台湾の高等機関で勉強している外国籍学生の華語能力証明、④求職時の華語能力証明が挙げられます。
お金の管理やカード
海外で現金を引き出すには、現地で銀行口座を開いて日本から送金してもらう方法があります。また、VISA、Mastercard、JCBなどのデビットカードなら、海外ATMで自分の口座から現地通貨が引き出すことができます。利用金額が即時に銀行口座から引き落とされるデビットカードは、中高生などでも持つことができます。18歳以上の場合は、クレジットカードも用意しておきましょう。必要な分だけ入金しておき、ATMで引き出せる「キャッシュパスポート」も便利です。
PC・スマホ
ノートパソコンは多くの場面で必要になります。台湾で購入する場合は、日本語環境に設定できるか確認しましょう。台湾の電圧は110ボルトで周波数は60ヘルツ。プラグは日本と同様にAタイプのものが多く、パソコンだけでなく日本国内用(100ボルト)の電気製品も、ほとんどがそのまま使用可能です。留学先でスマートフォンを持つには「日本から持参する」「現地で購入・契約する」「プリペイド式の携帯端末を購入する」の3択。自分の使用頻度などを考えて決めましょう。
留学に必要なビザ
日本国籍を持っている場合、ビザの申請なし(ノービザ)でも最大90日間台湾に滞在することができます。ただし、ノービザの場合は現地での滞在延長ができないため、滞在が90日以上になる可能性がある人は「停留ビザ」を申請します。また、大学留学や長期語学留学で180日以上滞在する場合は、「居留ビザ」が申請できます。詳しくは台北駐日経済文化代表処のウェブサイトを参照してください。
現地に3か月以上滞在する人は…
外国に3か月以上滞在する日本人は、その地域を管轄する日本国大使館または総領事館に、氏名をはじめ、パスポート番号、連絡先などを記載した「在留届」を提出しなければなりません。在留届を出しておくと、留学生は日本政府の行政サービスや緊急連絡を受けることができます。3か月以上留学する人は、日本大使館または総領事館に在留届を提出しましょう。