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アートのファウンデーション・コース

nobata (2)

野畑 千絵美さん

  • 留学した都市:ロンドン
  • 留学した学校:Kings Education London
  • 留学期間:2017年10月~2018年6月
  • 滞在方法:アパート
  • 授業料を除いた1か月の生活費:£300+£450(家賃)
  • 利用した留学サポート団体:アフィニティ

私は高校卒業後、日本の美術大学進学を検討していました。しかし自国で学ぶよりも、異国の地でその文化に触れつつ、多様な国の人々と英語でコミュニケーションしながら学ぶことで、新しく豊かな経験が得られると考えました。きびしい挑戦になると想像していましたが、自分と作品の可能性をより広げるために、留学を決断しました。

Kings Educationでは、イギリスの美術大学へ進学するためアートのファウンデーション・コースに入りました。そこには、ファインアートや建築、ファッション、デザイン、アニメーションなど、幅広い分野を専攻するクラスメイトがいました。10人ほどのクラスで教師は2名。十分な個人指導を受けることができました。アカデミック英語の授業も充実しており、エッセイを書く課題などをこなしがら、実際に大学の授業を受けていくための準備を進めることができました。
授業ではさまざまな分野の課題を出されため、私の専攻であるファインアートの枠を超え、新しいことに挑戦できました。制作過程を重視して評価されるので、ロンドンの充実した美術館やギャラリーを訪れ、作品に説得力を持たせるように努力しました。

また、定期的にプレゼンテーションの機会が設けられていました。もともと自分の意見を強く主張することが苦手な私でしたが、あいまいな考えが他人を惑わせてしまうと気づかされました。プレゼンテーションは、どのように英語を使うことで理解を得られるか考えさせられ、自身の作品と思考をより理解する機会にもなり、とても貴重な経験でした。

学校はロンドン郊外の緑豊かな場所にあり、アパートも簡単に見つかりました。公園などもいくつかあり、よく散歩に行きました。
日本とイギリスの大学出願システムは大きく異なります。日本の美術大学では実技試験があり、その場で制作した2点ほどの作品しか提出できません。また、ポートフォリオ、パーソナル・ステイトメント(志望動機書)の提出、面接などは一切実施されていません。

一方でイギリスの美術大学の審査は、教授やスタッフとの直接面接があり、ポートフォリオを自分でプレゼンテーションする機会があります。パーソナル・ステイトメントの提出も実施されており、私は自身と作品をより良く表現することができました。

コースでの卒業作品展。みんな自由に制作していました。
コースでの卒業作品展。みんな自由に制作していました。
クラスメイトと先生たちとの集合写真。
クラスメイトと先生たちとの集合写真。