イギリス留学のすべてがわかる!

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大学学部留学

坂口(1)

坂口 健吾さん

  • 留学した都市:ボーンマス
  • 留学した学校:Arts University Bournemouth
  • 留学期間:2016年9月~現在も留学中
    (2019年6月帰国予定)
  • 滞在方法:学校の寮
  • 授業料を除いた1か月の生活費:約2万円
  • 利用した留学サポート団体:アフィニティ

私は幼いころから、海外の映画やアニメのコンセプトをつくり上げるアーティストに憧れを抱いていました。18 歳になり、「ハリー・ポッター」や「007」など、世界的な映画をいくつも輩出しているイギリスへのアート留学を決意しました。

日本で生まれ、日本で育った私にとって、留学当初はネイティブスピーカーの学生に囲まれながら勉強をするのは大変でした。ただ、自分の存在をアピールするためにも「必ず絵の分野だけはいちばんになってやろう」という思いだけはいつでも胸にありました。周りのみんながゆったりとコーヒーを片手にくつろいでいる間にも、私はエンピツを持ってキャンバスに食らいついていました。また、夜中まで大学に残り、教授にも「もう帰ったほうがいい」といわれるまで、しつこくアドバイスを求め続けたこともあります。

学校の規模はそれほど大きくないため、とにかく積極的に周りの学生や先生たちとコンタクトをとり、ほかの科の授業にも何度も参加させてもらいました。そうやって早朝から深夜まで、毎日ひとりになるまで絵を描き続けました。その日々はつらくもありながら、楽しく充実したものでした。

すると、少しずつ周りの私を見る目が変わってきました。友だちが「どうやったらうまく描けるの? コツを教えて」とアドバイスを求められたり、1 年目の最後には大学から数名しか選ばれない憧れの映画会社でのインターンシップの機会までもらうことができました。このときは、本当にイギリスにきて良かったと感動しました。

私は、イギリスに留学するまでは漠然と「将来は自然にだれかが決めてくれる」と考えていました。どこか両親や学校の先生などの他人に甘え、自分で考えることから目を背けていました。

しかし、海外では自分が行動しなければ、何もはじまりません。周りに自分のことを認めてもらうのも、道を切りひらくのも、すべてが自分次第です。今回のイギリス留学の1 年目は、それを学ばせてくれました。この経験を活かし、さらに成長していきたいと考えています。

オックスフォードにスケッチで訪れたとき。
オックスフォードにスケッチで訪れたとき。
スケッチが日課だったので、イギリスで訪れた場所をたくさん描きました。
スケッチが日課だったので、イギリスで訪れた場所をたくさん描きました。