台湾|大学への留学
谷井 研輔さん
台北市
淡江大学
「周囲の人に堂々と話せる特技を持ちたい」そう思い、海外大学への進学を決めたのが高校3 年生の夏でした。海外に行って外国語を話せるようになることは、だれにでもわかりやすい特技になると考えました。
台湾の大学を進学先に選んだ理由は、ふたつあります。
ひとつは、「中国語の将来性」を感じたからです。これからの時代、中国語圏の人とのビジネスは必要不可欠だと考えました。
もうひとつは、小学生のころに旅行で行った台湾がとても楽しかったからです。台湾の人が親切に話しかけてくれたのを今でも覚えています。
留学当初は、異国での寮生活や中国語での授業など、とても大変でした。
ですが、台湾でできた友だちが私を助けてくれました。遊びに行くときにいつも私を誘ってくれたり、おすすめのご飯を紹介してくれたりと、いつも気にかけてくれました。「なんて台湾の人たちは優しく、温かいんだろう」と感じました。
彼らがいなければ、私の台湾での留学生活はガラッと変わっていたと思います。
このような台湾の友だちとのふれあいを通して学んだのは、異文化を理解する大切さです。
生まれ育った家庭や地域などでも、人間一人ひとりの考え方は変わってきます。それぞれの価値観の違いを受け入れて、その違いがあるからこそすばらしいと留学を通して思えるようになりました。それは相手が外国人であっても、日本人であっても大切なことだと思います。
このような留学で学んだことや中国語を活かして、世界を舞台に戦っていける社会人になりたいと思っています。
台湾に留学できたことは、私の人生の中でいちばんの誇りです。中国語や英語を習得できたのはもちろん、人に優しくすることの大切さを学ぶことができました。