台湾|大学・大学院への留学
和田 奈穂実さん
台北市
国立台湾師範大学
私が留学しようと思ったのは、大学生時代に部活動をしていたために、しっかりと中国語の勉強ができなかった「後悔」がきっかけでした。
社会人になってからも中国語の勉強を続け、本格的に学びたいことが明確になったため、台湾の大学院受験を決意しました。
台湾を留学先に選んだ理由としては、大学の夏休みに淡江大学へ短期留学していたこともあり、日本からも近く、台湾のドリンクスタンドも好きで(笑)
…ただ、いちばんの理由は台湾史を学びたいという思いからでしょうか。
私は台湾史を専門にした大学院に在籍していたため、おもに台湾史を学んでいました。台湾史とひと言にいっても、オランダ時代から現代まで約400年の歴史があり、その時代によって台湾を統治していた国も違うため、時代ごとに台湾史のおもしろさが感じられました。大学院生活の後半1 年半は、ひたすら論文を書いていました。根を詰めて論文執筆に集中していたため、極度の蕁麻疹に何度も襲われ、救急外来によく駆け込んでいました。
留学中いちばん楽しかった思い出は、台湾に近い東南アジアの国々にひとり旅に行ったことです。台湾からだと大体3 ~ 5 万ほどで旅行でき、良い社会勉強になったと思います。
台湾留学を通して学んだのは、自分の伝えたいことはしっかり伝える、溜め込まないということ。私は昔から物怖じしない性格でしたが、さらにそれが加速しました。
台湾留学は楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいます。
これから台湾へ留学する人は、台湾で自分が何を学びたいのかよく考えてください。また、実際に留学したら台湾人の友達をたくさんつくってください。
私は日本に帰国後、外資の航空会社に入社しました。
即座に返答するほどの中国語力が求められますが、やりがいのある毎日を送っています。