カナダ|高校への留学
福島桐子さん
ブリティッシュ・コロンビア州ビクトリア
Oak Bay High School
キャップスタディーズを利用して留学
私のカナダ留学のきっかけは、中学時代に経験した短期留学でした。当時、英語力に自信があった私ですが、他国の留学生に圧倒されてなかなか発言することができませんでした。英語力だけでなく、国際関係や政策、環境問題など、社会の出来事に対して日常的に自分の意見を持つことが大切だと実感しました。
治安の良さ、豊かな自然、フレンドリーな人々など、カナダの魅力は数多くあるのですが、私が留学で何よりも感動したのは、カナダの高校の「教育方針」です。日本の高校にないような心理学や犯罪学などの科目が豊富で、履修科目を自分で選択することができます。また、授業やテストでは結果だけではなく、プロセスも大切にして評価してもらえます。思うような結果が出なかったときは、先生と納得できるまで話し合えました。
カナダに留学して日本との違いを感じるのが、カナダの人々がワークライフバランスを大切にしていることです。私も意識して取り入れるようにし、課題に追われて大変なときでも可能な限り自分の時間をつくり、リラックスするよう心掛けました。難しい授業と大学出願が重なり、最も疲弊していたYear12のときも友だちと感動的な夕陽を見る時間をつくりました。映画を観たり、ボードゲームをしたり、ベイキングをしながら友人たちとおしゃべりする時間は、本当に大切です。
ビクトリアは海に囲まれていて、すばらしい景色にたくさん出会うことができます。そんな場所でヨット部に所属し、自然の中を帆走できたのは貴重な経験でした。
私はカナダ留学をして、より積極的・能動的になれたと思います。また、やる気が空回りしてしまうことがあっても自分に圧をかけすぎず、「なるようになる」と大きな気持ちで気負わずに、人と関わるようにすることが大切だと学びました。そうしていくうちに、少しずつ環境にも慣れて余裕ができ、よりいろいろなことに挑戦できる元気が出てきます。また、初めはなかなか実行するのが難しいですが、困っていることがあったらすぐに周りの人に助けを求めるのも大切です。