【体験記】カナダ|高校|アートのなかで学ぶ
もっと広い世界を見てみたいという漠然とした思いから留学を決意しました。日本の高校の舞台芸術科で芸術や表現そのものを探究する中で、多様性や様々な人種の人々に実際に触れることで広い視野をもち、表現の幅を広げるため、多民族国家であるカナダへの留学を選びました。
現地の学校ではアートのクラスを積極的に履修しました。
陶芸や油絵など、さまざまな作品制作を経験し、今まで触れたことのなかった表現技法に出会う良い機会となりました。
特に印象的だったのは、アートの先生が私の作品を気に入って購入してくださったことです。日本の学校での「教師」と「生徒」という枠組みを超えた、カナダの学校ならではの関係性を感じる出来事でした。
また、宗教文化比較や近代世界史などの社会の授業を通して、現地の生徒が自国の政治や世界情勢に深い関心を持ち、明確な意見を発言していることに驚かされました。日本では知識を記憶することに注力してきましたが、自分の考えを持つことはしてこなかったと気づかされ、日本について深く学び直したいと思うようになりました。
辛かったのは、言語の壁から、友人ができてもどうしても表面的な付き合いしかできず、常に孤独を感じていたことです。それでも、そのさみしさをうまく芸術活動に昇華させることで、なんとか乗り越えてきました。
最後の半年間ステイ先が一緒だった留学生とは、唯一言語の壁を超えたコミュニケーションができ、毎日夕食時に話すのがとても楽しかったのを覚えています。
留学は、想像している何倍も大変なものだと思いますが、それを乗り越えた先にしかない学びや出会いが必ずあります。
どんなに苦しくても、とにかく行動し続け、諦めないこと。この精神性は、私が留学を経験したからこそ学べた大切なことです。
留学経験は、将来のあなたにとっても大きな支えになってくれると思います。
