【特集】link奨学生のカナダ留学レポート|Vol.6
こんにちは!春爛漫のバンクーバーよりお届けします。
びっくりされる方も多いかもしれませんが、バンクーバーはいたるところで桜が咲いていて、しかも日本で見るものとよく似た見た目をしています!
桜以外でも、どこを見回しても花々と緑がとても綺麗で、つくづく幸せな気持ちになります。長かったレインクーバー(注:バンクーバーの秋〜冬は日本の梅雨のように毎日雨が降るのでこう呼ばれます)もようやく終わり、レインブーツでない普通の靴で歩けるのがうれしいこのごろです。
2年制カレッジに通っています!その理由は、、
さて、今回は大学とその授業について書いていこうかなと思います。そもそも私の通う大学は、みなさんが大学と聞いてイメージするような4年制大学ではなく、コミュニティカレッジに近いイメージの2年制大学です。
バンクーバーのあるブリティッシュ・コロンビア州には、2年制大学→4年制大学への編入が可能なシステムが存在します。年額にして4年制大学の約半分程度でほとんど同じ内容の授業が受けられるということで、同州内トップ大編入を前提として、小さな2年制カレッジに通うことを選択しました。

初登校の衝撃
そういう背景があり、自分の通う大学がこぢんまりしていることは理解していたのですが、初めて登校してみた時はあまりの小ささに驚きました。
オフィスビルの1階部分だけにフロントや小さな図書室、教室がズラーっと並んでいるような構造で、さながら塾のような規模感。さらに驚いたのが、学生の9割5分くらいなのではと思うほどにインド人だらけなこと。
バンクーバーの街にインド系と中華系の人々が多いことは知っていましたが、ここまでインド人しかいないとは想定していませんでした。
特にインド人の英語は私にとっては本当に聞き取りづらく、彼ら同士で話しているヒンドゥー語やパンジャビ語との切り替わりが分からないほどですし、お手洗いではまさかの並ぶという概念がない(椅子とりゲーム方式でいつまで経ってもお手洗いに入れないので、私はもはや大学で行くことを諦め、徒歩数分の商業施設のものを使っています笑)など、まさにOMGの連続でした…!
授業の受け方
一方で、心配していた「(英語力の面で)授業についていけるか?」についてはほとんど問題を感じることなく過ごすことができました。
ありがたいことに、オールイングリッシュでの授業には中高時代に慣れていたので、聞いて理解してある程度のアウトプットを出すことはできたのと、1学期の授業は専門用語というより普通の英語が扱えればわかる内容だったこと、レクチャー形式でディスカッションのない授業だったことが幸いしました。
また数週間過ごすうちに、小規模×インド人生徒ばかりの環境についても、いい点もあることが分かりました。
外見が一人だけ浮いていることで覚えてもらいやすく、教授たちの印象に残りやすい点です。海外からみた日本人の印象がいいというのは本当なんだなということも痛感しました。日本では当たり前の真面目な態度や丁寧な連絡といった姿勢が感動され、教授たちから好印象を持ってもらえました。これはと思い、全ての授業で毎回最前列に座るようにしたところ、功を奏し、個人的に質問をしたり一時帰国にともなって試験日程を調整してもらったりといった対応も柔軟にしてもらえたように思います。またクラスが少人数(30人程度)なおかげで教授が自分に割いてくれる時間も長くなるのでよかったなと思っています。

さて次回は、みなさん気になるであろう生活のしやすさについて、食事や交通など様々な面から書けたらなと思います。それでは!

【ユウカさん | プロフィール】
返済不要・給付型【海外留学奨学金 “link”】の第1期奨学生。
2024年3月に高校を卒業し、バンクーバーへ留学中。
毎日コーヒーがないと生きていけないので、歯の黄ばみ対策が目下の課題です。
学ぶこと、考えること、人と会話することが好き。趣味はドラマ鑑賞、読書、筋トレ、そして中高でやっていたバドミントンを続けたい!