【特集】link奨学生のカナダ留学レポート|Vol.5
お久しぶりです、絶賛期末の課題とテストに追われながら、本当に忙しく過ごしているバンクーバーのユウカです。
前回は渡航直後に少し寂しさを感じ始めたところまで書きました。今回は、その後1週間ほど続いたホームシックをどう乗り越えたか、どのような工夫が効いたか、出し惜しみせず公開する回にしたいと思います。
ちなみに、留学して7ヶ月経った今は、他人を気にしない自由で気ままな生活を謳歌しています!
ホームシックにならないために意識したこと
まず、ホームシックから根本的に抜け出すために絶対に持っておかなければならないマインドセットがあると思いました。
それは、「ひたすら前に向かって進んでいる自分」に集中すること。
自分はチャレンジングで正しいことをしていると知り、自分を讃えることが不可欠です。私にとっての海外に出てきた大きな目的は「困難で苦しいことに体当たりし、レベルアップする」こと。
だからつらいことがあるのは当たり前だし、むしろそれを味わいに来ているので、逃げるという選択肢は存在しません。
当たり前のことではありますが、留学を決める時点で自己分析を徹底し、「大変な状況に身を置いてでも得たいものは何か」を整理してくる重要性を痛感しています。

積極的に行動して得たもの
「時の流れが解決する」というのは、よく見るだけあってマジです!
時が勝手に流れて知らぬ間に解決してくれるというよりも、時が流れる間に自分が着実に成長し、見える範囲が広がるから解決されていきます。
つまり、自分が積極的に行動して視野を広げ、レベルアップしていけば、ホームシックも乗り越えられて、「落ち込んだ心も速く回復するのです。
その上で何をするかというと、「日中を忙しく過ごし充実させること」に尽きます。
そうすれば気が紛れるだけでなく、視野が広がる分安心感も生まれるし、何より疲れてよく眠れるからです。
私の場合は、とにかく外を探検し、サバイブに必要な情報を集めました。全てが未知で勝手の分からない場所では、不安や恐怖が出てきて当然です。家から駅までの道のり、学校の下見、スーパーやモール、銀行、領事館、図書館など、自分の知っている範囲を広げると、びっくりするほど安心感が違いました。
それから、渡航直後はさまざまな手続きが必要です(在留届、学校への正式な成績・卒業証明、履修登録、学校のメールアドレスや各種アカウントの登録、行政のアカウント作成、渡航先の国の保険加入、銀行口座の開設など)。在留届などはオンラインで出すこともできますが、行ける範囲に在外公館がある方なら一度自分の足で行ってみると、何かあった時に頼れる場所(しかも日本語対応)が分かり安心できると思います。
趣味的な活動でいえば、私にとっては筋トレとストレッチがとても効きました。
重要な食事問題
そして留学先で気分を大きく左右されることのひとつに、食事の問題があると思います。
前回書いた通り、私の場合はホームステイ先での初日のディナーが脂もチーズも強すぎるラビオリのみだったことで、自分でもびっくりするくらい絶望してしまい、そこから一気に落ち込んでしまいました。
バンクーバーはアジア食材が本当になんでも揃うので、できる範囲で自炊をすれば自分が満足するものを作ることができ、そこから精神状態がぐんぐん上向きになりました
食材の買い方を工夫すれば、外食に比べてだいぶ節約にもなるはず。
食事以外にも、好きなものにどっぷり浸って、気を紛らわせるのもよかったです。私の場合はノリノリの曲を聴きながら荷解きしたり、サスペンス系のドラマを見たりしました!

エールをもらった友だちとの連絡
やっぱり一番ありがたかったのは、友だちの存在です。
私の場合、本当にありがたいことに渡航前後に多くの友人や先輩がエールの連絡を寄せてくれていました。すべてに丁寧に返信し、連絡を取り合うことを楽しみにしていました。常に信頼できる誰かと繋がっておくことは大きな安心感をもたらしてくれます。
そんなこんなで安定したメンタルを手に入れた私。
次回は学校の様子について書いてみたいと思います。どうぞお楽しみに〜〜!

【ユウカさん | プロフィール】
返済不要・給付型【海外留学奨学金 “link”】の第1期奨学生。
2024年3月に高校を卒業し、バンクーバーへ留学中。
毎日コーヒーがないと生きていけないので、歯の黄ばみ対策が目下の課題です。
学ぶこと、考えること、人と会話することが好き。趣味はドラマ鑑賞、読書、筋トレ、そして中高でやっていたバドミントンを続けたい!