カナダ留学レポート|Vol.3
機内でのさまざまな感情
出国ゲートを通り抜けてからは、もちろん心臓がバクバクではあった一方、意外に冷静な自分に驚きました。
ちょうどほぼ同時刻に成田からカナダに飛ぶ知り合いがいたので、空港内のコンビニでおやつを買いつつ「ドキドキだね〜」と電話したり、飛行機に乗ってからも、電波が使えなくなる直前まで母や友達とメッセージを送りあったりしていました。
東京の景色が徐々に飛び去っていく瞬間はさすがに淋しかったですが、それよりも「やるしかない…!」という背水の陣のやる気が勝っていたように思います。
私は何もないうちに散々大騒ぎしておいて、いざ緊急事態が発生すると妙に肝が座るタイプなので、その性格がここで発揮されたかもしれません。
淡々と映画を観て(サウンドオブミュージックを10年ぶりくらいに観ました。とてもよかった!)食事をし、お手洗いに行き、眠りにつきました。
搭乗時間は8時間程度と短かったので、目が覚めるともうあと1,2時間で着陸という時間でした。
買っておいたおやつで腹ごしらえをして、広げた荷物を片付けて身支度をし、映画の続きを観て…としていたら、本当にあっという間に到着。
あんまり早かったので、あれ?もう?まだあんまり心の準備してないけど??と思いながら飛行機を降りました。
バンクーバー国際空港到着!
バンクーバー国際空港は、羽田と比べるととても小さい空港です。事前にネットで見ていた景色も多く通り過ぎましたが、思っていたより数倍小さくて驚きました。
事前に契約しておいたeSIMを空港のWi-Fiでダウンロードし、インターネット接続も無事確保。いよいよ入国審査です。
どんな質問をされるんだろうと身構えていたのですが、特に何も訊かれず、名前と生年月日を確認されただけで終わりました(部屋に入ると係員にパスポートを回収され、座って待ち、名前が呼ばれたらカウンターに行く方式。待ち時間は日によると思いますが、夏休み終わりの帰国ラッシュでも40分だったので、普段はもっと短いのかな)。
拍子抜けしすぎて、「え?これで終わりですか?私、もう行っていいの?」と訊いてしまったのを覚えています。
有名なこのトーテムポールももっと巨大な物かと思っていましたが、ちいさかった!
さっそく荷物が行方不明
ただ、本来は先に荷物を取るはずだったのを私が間違えて入管に行ってしまったようで、そのあと荷物がどこに行ったのか見当がつかず弱りました。
各航空会社のカウンターがずらっと並んでいるエリアを何往復かしたのですが、ANAはなく、仕方なくそのへんの係員に話しかけ、最終的に大韓航空のお兄さんに助けていただいて、スーツケースたちを探し当てました。
盗まれていなくて本当によかった…!そしてお兄さんはとてもかっこよかったです(笑)※完全に余談ですが、かっこいいで言えば、空港の女性警備員たちには痺れました。映画かと思った
ドライバーとの待ち合わせに難航も一苦労・・会えた時の喜び
ビザと荷物をゲットした後、事前にWhatsAppで繋がっていた、ホームステイ先まで送ってくれるドライバーに連絡。送迎用のロータリーのような場所まで、重い荷物を積んだカートを押して移動したのですが、道がボッコボコすぎて5m進むのに1分かかるレベルでした。
しかも、来てくれる人の見た目や車の場所も分からないので待ち合わせは一苦労。
すぐそこにいるはずなのになぜか会えない、あの人かな?と思ったら違う、みたいな状態が20分くらい続き、もはや面白くなってきて途中から一人笑っていました。
それからもしばらく右往左往した後ようやくドライバーと出会うことができ、車で家まで送ってもらうことになります。
ここからのお話はまた次回に。
ではでは、寒さに気をつけてお過ごしください!
【ユウカさん | プロフィール】
返済不要・給付型【海外留学奨学金 “link”】の第1期奨学生。
2024年3月に高校を卒業し、バンクーバーへ留学中。
毎日コーヒーがないと生きていけないので、歯の黄ばみ対策が目下の課題です。
学ぶこと、考えること、人と会話することが好き。趣味はドラマ鑑賞、読書、筋トレ、そして中高でやっていたバドミントンを続けたい!