子どものカナダ留学では、学校を選ぶだけでは準備は終わりません。保護者として特に気になるのは、「実際にいくらかかるのか」「現地では誰が子どもを見守るのか」「病気やトラブルのときはどうするのか」「留学後、日本の学校や進路はどうなるのか」といったことでしょう。
これらは、出発直前ではなく、学校を選ぶ段階から確認しておくことが大切です。
公立校でも、留学生には授業料がかかる
カナダの公立校でも、日本から留学する生徒には授業料がかかります。EduCanadaが示している年間授業料の目安は、公立校がC$10,000~17,000、私立通学校がC$15,000~30,000、私立ボーディングスクールがC$63,000~83,000です。
ただし、実際の留学費用は授業料だけではありません。ホームステイ、食事、医療保険、交通費、制服、教材、学校行事、航空券なども必要になります。
学校を比べるときは、「授業料はいくらですか?」だけではなく、「1年間で、学校と生活にどのくらい必要になりますか?」と聞く方が、実際の予算をつかみやすくなります。
Study Permitの「生活資金基準」と実際の生活費は別
ケベック州以外でStudy Permitを申請する1人の学生は、授業料と渡航費とは別に、年間C$23,448の生活資金を示すことが求められています。
ただし、C$23,448=実際に1年間暮らすための総費用という意味ではありません。これはStudy Permit申請時に求められる資金証明の基準です。実際の生活費は、住む地域、ホームステイ料金、交通費などによって変わります。
奨学金も「自分が対象か」を確認する
本フェアでは、JASSO、トビタテ!留学JAPAN、しのはら財団の奨学金関連ブースも設けます。
奨学金は「留学するなら誰でも利用できる」ものではなく、年齢、在籍している学校、留学期間、留学内容、募集時期などによって条件が異なります。
まず学校や学区のブースで「この留学をすると年間総額はいくらくらいですか?」と聞き、そのあと奨学金のブースで「このような留学で対象になりそうな制度はありますか?」と相談してみてください。留学に必要な予算を、より具体的に考えやすくなります。
未成年の留学で知っておきたい「カストディアン」
保護者が特に知っておきたいのが、custodian(カストディアン)です。簡単にいうと、親がカナダに一緒に住まない未成年者を、現地で支える大人です。
カナダでは、成人になる年齢が州・準州によって18歳または19歳と異なります。17歳未満の子どもは、原則として親・法定保護者と一緒にカナダへ行くか、カナダ国内にカストディアンを置く必要があります。カストディアンになるのは、カナダ国民または永住者である成人です。17歳以上でも、個別の事情によってカストディアンを求められる場合があります。
ホームステイ先とカストディアンは、必ずしも同じではない
ホームステイは、実際に一緒に生活する家庭です。一方、カストディアンは、現地で未成年者のケアや支援を担う人です。同じ人になる場合もありますが、必ず同じとは限りません。
学校や学区によって手配方法も違います。そのため、「ホームステイは誰が手配しますか?」「カストディアンは誰になりますか?」「困ったときは学校・ホームステイ・カストディアンの誰へ連絡しますか?」まで確認しておくと安心です。
病気になったらどうする?
「カナダには公的医療制度があるから、留学生も無料なのでは?」と思うかもしれません。しかし、外国人留学生の医療保険の扱いは、州や学校によって異なります。
保険料だけでなく、「病気になったら誰に連絡するのか」「病院へ行くときは誰が手伝うのか」「夜や休日の場合はどうするのか」まで聞いておくと、保護者として安心材料になります。
「留学した後」を出発前に考える
中高生では、帰国後の進路も重要です。日本の学校へ戻る、日本の高校に在籍しながら一定期間留学する、カナダの高校を卒業する、そのままカナダや他国の大学へ進む、といった選択肢があります。
どの道を考えているかによって、選ぶ学校や留学期間も変わります。また、カナダの高校卒業条件は州によって違います。
「まず1年間行って、あとで考えよう」ではなく、「留学後にどこへ戻る、または進む可能性があるか」を学校選びの時点で少し考えておくと、後から困りにくくなります。
本フェアでは、保護者だからこそ聞けることを
ホームステイは誰が選ぶのか。合わなかった場合は変更できるのか。カストディアンは誰になるのか。病気のときは誰が対応するのか。年間総額はいくらくらいになるのか。奨学金の対象になる可能性はあるのか。帰国するとき、どんな成績書類を出してもらえるのか。
本フェアなら、公立学区、私立校、ボーディングスクールなどへ同じ日に同じ質問をし、奨学金についても相談できます。
まだ留学すると決めていなくても構いません。むしろ、決める前だからこそ、保護者が直接聞いて比較する意味があります。
【カナダ大使館後援カナダ留学フェア2026秋】
<大阪>
2026年11月1日 (日)
12:00-16:00
梅田センタービル 16階
<東京>
2026年11月3日 (火・祝)
11:00-16:00
赤坂インターシティAIR 4階
参加校や企画は変更される場合があるため、最新情報は公式サイトをご確認ください。
