NEWTOCFLってなに?

検定の紹介動画(日本語字幕あり)

台湾留学を考えはじめるとよく耳にする「台湾華語検定」だが、よくわからないという方!必読です。今回は、台湾華語検定をよく知る方に詳しく説明してもらいました。

概要

台湾の大学・教育機関に出願する時や「台湾奨学金」への申請、中国語圏で就職をする際の中国語力の証明として使えます。留学を考えている人は、出願の半年前には受験しましょう。

どんな時に使えるの?

TOCFL(Test of Chinese as a Foreign Language/華語文能力測験)は、華語(台湾の中国語)を母語としない人のための台湾公式の語学能力試験です。日本で実施される試験は聴解問題と読解問題によって評価され、4 Band・8級に分けられています。中華民国教育部が発行する合格証書・成績表には、国際的な言語基準(CEFR およびACTFL)との対応も記載されており、語学力を証明する書類として、台湾留学はもちろん台湾での就職にも使えます。

いつ・どこで受けられるの?

日本国内では年に約6回、東京、大阪、横浜、名古屋、博多、那覇など、全国各地の会場で受験できる機会があります。★2023年度の試験日程はこちら

【受験料】 各レベル共通 5,500円(税込)
【解答方法】選択形式(マークシートを使用)
【受験までの流れ】インターネットで申込・決済→受験票送付→試験当日→試験日から45日前後に結果が郵送

各レベル

試験は各レベル120分(聴解60分/読解60分)、計100問(聴解50問/読解50問)で構成。問題は、様々な日常生活の場面を想定して、話題のニュース、広告、手紙、メモ、天気予報などから出題。レベルが上がるにつれ問題の難易度も高くなり、難しく長い文章を理解する力が求められます。

スコアアップのための勉強法

東呉大学中国文学部卒業。 現在、仙台市内の高校で中国語を教える。台湾華語教室を開校し、台湾留学希望者に幅広いサポートを提供している。

教えてくれた人➡張先生

東呉大学中国文学部卒業。 現在、仙台市内の高校で中国語を教える。台湾華語教室を開校し、台湾留学希望者に幅広いサポートを提供している。
勉強法①

早めに勉強をはじめよう

台湾の大学進学を目指している方は、高校1年生の後期または高校2年生の前期から勉強をはじめましょう。初めは文法を重点に勉強することをオススメします。

勉強法②

単語力を伸ばそう

日常生活で目にするものを「中国語ではなんていうのか」意識的に考え、できるだけ多くの単語を習得しましょう。例えば、服の種類、食材の名前、家電製品など。

勉強法②

中国語に耳を慣らそう

特に日本人はリスニングで苦戦しスコアが伸び悩む方が多いです。興味のあるジャンルの動画やドラマを観て、とにかく中国語をたくさん聞きましょう。

【当日の持ち物と注意点】受験票、写真付き身分証、2Bの鉛筆、消しゴム、時計
辞書・参考書の使用、各種レコーダーやカメラ等の持ち込みは禁止。また、携帯電話を時計として使用することは不可。

台湾華語検定を知る先輩に聞く

台湾の大学進学を目指す
高校3年生

中山 愛理 さん

中山 愛理 さん

Q. TOCFLの勉強を始めたきっかけ

台湾の大学に進学したいと思ったからです。日本と同じく情報規制があまりされていなくて、親日家が多く、治安も良いことから台湾を選びました。大学の入学要件に語学力が求められていたので、中国語の習得には、TOCFLの勉強をするのが一番効率的な方法だと考えました。

Q. TOCFLの勉強方法を教えてください

台湾留学に特化した塾に通っていました。検定でも多く出題される会話文について、スピーキングを中心に実践的な中国語を学びました。教材は模試や師範大学から出ている問題集を使っていました。中国語の音は聞き取りにくく、発音も似ている単語が多いので、個人的にはリスニングが苦手でした。まず音を耳に慣れるために、お風呂の時間や通学の移動時間を利用して中国語をずっと聞いていましたね。受験前は自己紹介ができる程度のレベルでしたが、2年間で8回ほど受験し、志望校が求める語学レベルBand Bの高階級に合格することができました。

Q. これからTOCFLを受ける方へ

最初は大変だと思いますが、そこでくじけずに続けてみると結果が目に見えてくるはずです。自分の努力が数字で表れるので、勉強のモチベーションにつながります。私は、台湾の大学で国際経済を研究するのが目標なので、これからも検定を受験し中国語力を上げたいと思います。これから勉強を始める方も今勉強している方も、いっしょに夢に向かってがんばりましょう!