2016年5月、アルバータ州教育省が主催する学校見学ツアーにKBUNSHAのスタッフが参加してきました!アルバータ州の魅力、見どころ、学校の紹介などを現地取材しました。
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初投稿です!
現地時間、5月23日にアルバータ州のグランド・プレーリーに無事到着しました。
日本からグランド・プレーリーへの直行便はないので
カルガリーで乗り換えました。
その後、小型ジェット機で、グランド・プレーリーに向かいました。
カルガリーは、雨が降っていて少し肌寒かったですが、グランド・プレーリーはカラッとしていて暖かいです。
また、本日5月23日はカナダの祝日で、ビクトリア女王の誕生を祝う「Victoria Day」です。
そのため、銀行などの公共機関は全て閉まっています。
明日は朝から、地元の小中高校を訪問する予定です。
今後の更新も楽しみにしていてください!
24日は、まずはじめにGrande Prairie Catholic Schools のSt. Joseph Catholic High Schoolに行ってきました。
ジャズバンドやバスケットボールなどのクラブ活動が盛んで、大会やコンクールなどで数多くの賞を受賞している高校です。
グレード9-12の生徒が約930人在籍しています。
カトリックの高校なので、校内に礼拝堂があり、カトリックを必修科目で勉強します。
また、校内にジムがあり、見学した時はウエイトリフティングの授業を行っていました。
2校目は、Grande Prairie Public SchoolsのCharles Spencer High Schoolを訪問しました。
グレード9-12の生徒が約1100人在籍しており、現在12人の留学生がいます(現在、日本人留学生はいませんでした)。
この高校では、The Academyとよばれるプログラムがあり、ダンス、サッカー、ゴルフ、アイスホッケーを特化して学ぶことがます。留学生も応募することが可能です。
どの授業も、1クラス約25~30人の少人数制になるよう設定されています。
クラブ数も豊富で生徒たちが自らつくり、活動しています。もちろん、留学生も参加OKです!
この公立学校とカトリックの学校の違いは、必修科目にカトリックが含まれているかいないだけで、教育の質や授業カリキュラムはまったく同じです。
St. Joseph Catholic High SchoolとCharles Spencer High Schoolの真ん中に位置するEastlink Centreに行ってきました。
ここは、グランド・プレーリー市が運営しているコミュニティセンターです。
中に入ると、バスケットコートをはじめ、屋内プール、フィットネスジム、屋内トラック、フードコートなど様々な施設が1つの建物の中にあります。誕生日会などのために、キッチン付きの部屋も借りることもできます。
また、子どもを預けることができるデイケアやアスレチックなども備えてあります。
St. Joseph Catholic High SchoolとCharles Spencer High Schoolの生徒たちは、このEastlink Centreでプールの授業を行なったり、放課後に利用したりしています。
Eastlink Centreは、朝の5:30から夜の22:00まで解放しており、1日の利用者数は約1500人。
グランド・プレーリー市民にとっては、とても貴重な場所です。
日本にも気軽に行けるこのような施設があったら嬉しいですよね。
公立カレッジのGrande Prairie Regional Collegeを参観しました。
カナダでは高校卒業後、カレッジに1~2年通い、大学に編入するケース(University Transfer Program: UTプログラム)がよくあります。
特にアルバータ州では、この編入制度を積極的に取り入れています。
カナダのカレッジのメリットとして、まず大学に4年間通うよりも授業料が安いことです。
さらに、1クラス約20~40人のクラスサイズなので、先生との距離が近く、対話方式の授業が行われています。
また、英語力が足りない留学生に語学クラスを開講している学校も多くあります。
Grande Prairie Regional Collegeでは、一般教養、経営、教育、体育、科学、コンピューター・サイエンスなどの2年間のUTプログラムを提供しています。
英語力が不足している場合は、ESL を受講し、一定のレベルまで終了すれば単位取得コースに編入することができます。
やっぱりTim Hortons!
ティムホートンズはカナダ最大のコーヒー&ドーナツチェーンです。
地元のカナディアンからは、Timmy(ティミー)、Tims(ティムズ)とよばれ、世界的に有名なスターバックスコーヒーよりも愛されているんだとか。
サンドウィッチ、ラップ、スープなど品揃えが豊富で、しかも安い!
今回は、クリームマッシュルームスープを注文しました。
ドリンクはコーヒーのほかに、ソフトドリンクや紅茶、緑茶などもあります。カナダに行くときはぜひ立ち寄ってみてください!
The Philip J. Currie Dinosaur Museumに行ってきました。
ここは去年にオープンしたばかりのまだ新しい恐竜博物館です。
実はグランド・プレーリーでは、恐竜の化石がたくさん発掘されています。博物館のヘリコプターツアーに参加すれば、グランド・プレーリーの自然を上空散策することもできます。
上空から博物館を見ると、恐竜の形をしてるそうです!
博物館は、最新のテクノロジーを使って子どもから大人まで楽しめるよう工夫されていました。
グランド・プレーリーを後にし、エドモントンに到着しました。
グランド・プレーリーからエドモントンまでは車で約5時間。長旅でした。
エドモントンはアルバータ州の州都であり、北米最大の「ウエストエドモントンモール」があります。
今回は、Edmonton Public SchoolsのLillian Osborne High Schoolを訪問しました。
グランド・プレーリーの高校と比べると、生徒も多く、賑やかな印象を受けました。
Lillian Osborne High Schoolでは、朝と放課後にチュートリアルの時間を毎日設けています。
この時間は、生徒たちそれぞれの苦手なところや、もっと伸ばしたいところにフォーカスを当て効率よく学ぶことができます。
サマーコースも実施しており、短期で英語クラスを取ることもできます。
Mother Margaret Mary Catholic High Schoolを訪問してきました。
G9-G12の生徒が約600人在籍しています。
今まで訪問してきた中では小さな規模の高校ですが、様々な分野を幅広く学ぶことができ、施設も非常に整っていて驚きました。
特に、アートに重点を置いていて、校内には生徒の作品や壁にペイントがたくさんありました。学校のパンフレットにも生徒が撮影した写真が使われています。
またヨガの授業があり、単位を取ることもできます。
今回、Mother Margaret Mary Catholic High Schoolに在籍する留学生に会うことができました。
エドモントンを選んだ理由は、治安が良く、静かで勉強に集中できる環境があること、そして人々がフレンドリーであること。苦労していることは、やはり語学力が不足していること。
でも、学校のサポート体制が整っているので不安はないそうです。
Mother Margaret Mary Catholic High Schoolでは、生徒たちの英語レベルを把握し、各々に合ったレベルのクラスを提供することを大切にしています。
カムローズは、エドモントンやカルガリーと比べると小さな街ですが、学校のコミュニティは非常に大きく、留学生を積極的に受け入れています。街は、木々や湖に囲まれていて自然を身近に感じることができます。
Battle River School DivisionのCamrose Composite High Schoolで、日本人留学生のシオリさんにお会いしました。
グレード11(高校2年生)のシオリさんは日本の高校に在籍しており、1年間の交換留学生です。
「様々な国籍の友だちや考え方に触れ、実際に異文化をみて知ることで、視野が広がりました。」と言っていました。
大変なことは食生活。日本では自分の食べたいものを食べれたけれど、留学してカナダの食生活に慣れるのに苦労したそうです。
Camrose Composite High Schoolでは朝食を無料で食べることができるので、毎朝利用しています。
シオリさんは今年の6月に帰国し、日本の高校を卒業する予定です。
アルバータ現地取材を終え、日本に帰ってきました。
直行便で、カルガリー空港から成田空港まで約10時間のフライトでした。
最後に訪れたカルガリーはカナダ第5の都市であり、カーボーイの街として知られています。石油や天然ガスなどの天然資源が豊富で、カナダを代表する商業都市です。経済発展を続けるカルガリーの市街は高層ビルが立ち並び、活気に満ちていますが、一方で緑や川などの自然に囲まれています。丘からダウンタウンを一望でき、素晴らしい景色でした。
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さらに詳しい情報が知りたい人は、カナダ・アルバータ州政府在日事務所