高校留学
山口航 さん
- 留学した都市:ワシントン州シアトル
- 留学した学校:Kennedy Catholic High School
- 留学期間:2019年8月~2022年6月
- 滞在方法:ホームステイ/学校の寮
- 授業料を除いた1か月の滞在費:学費と生活費は、親がすでに学校に支払った費用に含まれています
国際舞台で通用する人間になるために
グローバル化が進む現代で英語の需要が非常に高まっていると感じていた私は、英語でコミュニケーションをはかり、なおかつ自分の意見を相手に伝わるように述べることは、大変重要だと思っていました。私の留学の最大の目的は、国際舞台で通用する英語力と人間性を磨き上げることでした。
アメリカを選んだ理由は、多文化国家の中でいろいろな人との交流を通して、多種多様な考え方や文化が学べると思ったからです。また、アメリカの教育システムには、さまざまな選択肢があるという点も私にとって大変魅力的でした。
最初の1年間は留学生向けのESLという授業を受けながら、数学、美術、体育などは現地の生徒といっしょに勉強しました。2年目からはすべての授業を現地の学生と学べるようになりました。アメリカと日本の学校との違いは、自分で授業が選べる点や主体性を問われる機会が多いことです。
10年生に入ったばかりのころは英語がまったくできずわからないことばかりで、私の留学生活で最もつらいときでした。自分の思っていることを相手に伝えられないため、友だちがなかなかつくれませんでした。
また、授業中はできるだけ目立たないようにしていました。自分でも「このままではダメだ」と思いつつ、できない英語で話すことに対する恐怖心はなかなか克服できませんでした。
環境が変わって実感できた成長
12年生になると徐々に友だちが増えてきて、本当の自分をみんなの前で出せるようになりました。学校に行くのも非常に楽しくなり、自分が成長できていることが実感できました。友だちが増えたり、自分に自信が持てるようになったことには、いくつかきっかけがありました。
具体的には、11年生のときに寮生活からホームステイに変更して、会話する機会が増えたことでした。いろいろな考え方や生活の価値観の違いなども吸収できました。もうひとつは、野球部に入り現地の生徒たちと野球を通して仲良くなれたことでした。
もし私がアメリカ留学をしていなかったら、今感じているような成長ができず、留学中に出会ったすばらしい友だちとの友情も生まれなかったと思います。留学をすることは大変貴重な経験であり、一生の宝になります。
本当に留学して良かったです!