アメリカ留学のすべてがわかる!

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高校生の交換留学

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鈴木 健太さん

自分の英語の力を試すために留学

私が留学を決意した理由のひとつに、自分の語学力がどのくらい通用するのか試したいという気持ちがありました。私は日本の高校では英語の成績が比較的良かったのですが、留学から帰国した知人から日本の英語教育ではコミュニケーション力が身につかないと聞かされていて、「ぜひ挑戦したい」と考えていました。また、子どものころに観たアメリカのハイスクールドラマがとても華やかで、日本とは異なる学校生活を体験したいと思い、留学先はアメリカを選びました。

入学してはじめて感じたのは、「だれも相手をしてくれない」ということです。留学生だからと興味を持たれるどころか、留学生だという認識すらされていませんでした。また、近くの人に話しかけても、伝えたい内容がうまく表現できず、言葉につまってそのまま話を流されることも。自分を理解してもらえないのが悔しく、同時に日本で十分な準備をしてこなかったことを後悔しました。

その日から心機一転、自分を知ってもらうために、授業で発言をしたりクラブ活動に積極的に参加したり、ネットワークを広げて行動しました。友だちが増えていくのと同時に、少しずつですが英語力も身についていき、自発的に行動する大切さを学びました。

ホストマザーに怒られて感じた家族

ある日、友だちと釣りをしていて帰るのが遅くなってしまいました。鬼の形相で待つホストマザーに、車庫で20分ほど怒られました。私は「まだ暗くないし、怒鳴る必要はないのに」と心の中で思っていました。しかし、ホストマザーは本当に心配してくれるからこそ怒っているのだと気づき、自分の行動を反省しました。その後、ホストファミリーにあやまった際に、「あなたを家族の一員だと思っている」と話してくれ、とても感動しました。

留学を通じて得たものは数多くありますが、その中で最も成長したのは「コミュニケーション能力」だと感じています。これは英語力の向上だけではなく、話をするスキルです。日本では恥ずかしくてうつむき気味でしゃべり、表情が硬かった私ですが、今では人の目を見て、表情豊かに話すことができます。

また、「正しい英語が話せないからだまる」のではなく、ボディランゲージなど、あらゆる手を使って相手に伝えることも重要でした。英語力が足りなかった私が、相手に話を聞いてもらうために習得した「伝えようとする姿勢」です。留学は楽しいことばかりではなく、大変なこともたくさんあります。人生の分岐点に立っていると思い、はじめの一歩を踏み出してはいかがでしょうか。

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